1人あたり2個使えるぜいたくな国産車も存在!
2)フォルクスワーゲン・アトラス
第2位も日本未導入のフォルクスワーゲン・アトラスの17個だと思われる。アトラスは、やはり北米や中国で売られている7人乗り、3列シートのSUVで、もちろん、フォルクスワーゲン最大サイズのSUV。ボディサイズは全長5035×全幅1980×全高1770mm、ホイールベース2980mmという巨大さだ。おそらく日本への導入はないと思えるが、とりあえず、ドリンクホルダーの多さが際立つということで、紹介することにした。
3)ホンダ・ステップワゴン
では、3位である。ここでやっと、今すぐにでも購入できる国産車が登場する。それは、ホンダ・ステップワゴン。新車デビュー当時、その数に驚かされたものだが、なんと運転席まわりに5個、2列目席まわりに6個、3列目席まわりに5個の合計16個もある。最大8名乗車が可能だから、1人、2個は確保される計算になるというわけだ!!
一般的な国産車は多くても運転席周りに4個、後席にあっても2~4個だから、16個は異常なほど多いと断言できる。まさにドリンクバー的な!? ドリンク飲み放題の車内になると言っていいだろう。
ところで、最近、自動車メーカーはドリンクホルダーへのこだわりが強く、例えばトヨタ・ヤリスの場合、これまでのドリンクホルダーより上げ底(浅い)になっていたりする。理由は、深すぎると、需要増のコンビニのコーヒー紙カップがズボっと入ってしまい、取り出しにくくなるからだという。さらに、軽自動車やユーティリティカーでは、子育て世代や働く人向けに、これまた需要増の四角い紙パック対応のドリンクホルダーも積極的に用意されていたりする。
新型車でも小物用のポケッテリアはあまり進化していないようにも思えるが、ドリンクホルダーはそのように、ここ最近の新車のインテリア設計で、大きくクローズアップされつつある重要なアイテム、機能になっている。