HVの方が動力性能や静粛性が高いメリットもある!
3)トヨタ・クラウンハイブリッド
SUV化が噂されるクラウンだが、買うなら2.5リッターハイブリッドのコストパフォーマンスが非常に高い。というのも同じグレードの2リッターターボとの価格差は22万円しかなく、2.5リッターハイブリッドのエコカー減税も加味すると実質約7万円しか変わらないのだ。
さらに実用燃費はハイオクを使う2リッターターボが11km/L、レギュラーを使う2.5リッターハイブリッドが18km/Lというイメージなので、1万km走れば差額はほぼペイできてしまう。そのためガソリン車とハイブリッドがあるモデルで、ハイブリッドを選ぶメリットが一番大きいのはクルマとの相性も含めクラウンではないだろうか。
4)トヨタ・ヤリスハイブリッド
1.5リッターガソリンのヤリスと1.5リッターハイブリッドの長期的な損得勘定は7年7万km走行すれば、リセールバリューも含め差額をペイできるというイメージだ。
加えてヤリスハイブリッドは普通に乗っていれば25km/Lオーバーは確実と超絶に燃費がいいので、とくに走行距離の多い人だと元を取りやすいというのと、大きなものではないがハイブリッドのほうが3気筒エンジンの騒音が低減されるというのも含めてここに入れた。
5)ホンダ・フィットハイブリッド
フィットハイブリッドの燃費はヤリスハイブリッドと同じように乗ってヤリスハイブリッドの20%落ちというイメージだ。それでも1.3リッターの4気筒エンジンを搭載するフィットのガソリン車と比べるとヤリス同様に7年7万km走行すれば差額はペイできる計算となり、フィットハイブリッドはガソリン車のフィットに対し動力性能と静粛性の向上というメリットも含め選ぶ価値は大きい。
またフィットにはパワートレイン以前に大人4人が快適に乗れて、4人分の荷物も積めるというコンパクトカーにおいては大きなアドバンテージもあり、コンパクトカーに広さを求めるならフィットハイブリッドはトップとなる存在だ。
番外編 中古のトヨタ・アクアと日産車
とくに走行距離が長い人が足として割り切るならアクアとノートe-POWERの中古車は面白い存在だ。
というのは、アクアは売れたクルマだけに中古車があふれているせいか中古車価格が安く、自動ブレーキのソフトウェアによるアップデートが可能な5年落ち(2016年式)、走行5万km以下が総額80万円からと、22km/Lが確実な燃費による燃料代の安さを加味し5年乗ると考えたらコストパフォーマンスは非常に高い。
ノートe-POWERの中古車もアクアと同様の理由で、アクアと同じ条件で総額100万円からアクアに比べれば高いが、広さやe-POWERのレスポンスのよさをはじめとしたフィーリングの新鮮さなども含め、割り切って使うならノートe-POWERも面白い存在なのではないだろうか。