スマートはシティコミューターとして認知度が高い
メルセデス・ベンツにおける、シティコミューターとして日本も含めて世界的に認知度が高い、スマート。
日本でスマートがトレンドになったのは、2000年代だった。当時、筆者はドイツのスマート本部を取材し、4ドアモデルや2ドアスポーツモデルなど、さまざまな仕様を試乗し、開発関係者らにスマートの生い立ちについて詳しく聞いた。
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2010年代になると、欧州などの街なかでは、カーシェアリング向けのスマートの拡充が進んだ。さらに、スマートが完全EVブランドに移行することも決まり、シェアリング＋EVというトレンドでの新たなビジネスモデルの展開が期待されている。
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一方で、日本では軽自動車市場が大きく、またトヨタの超小型モビリティ「C＋Pod（シーポッド）」の量産が始まるなど、海外と比べてスマートを取り巻く市場環境は大きく違い、2000年代の最盛期と比べると、現状で日本でのスマートの存在感は低いと言わざるを得ない。
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今後、日本でも活発化するEVシフトのなかで、日本でのスマートの新たなる展開を期待したいところだ。
