肝心なところで仕事を放棄してしまう困った機能も!
クルマの装備は着実に日々進化していて、ちょっと目を離していると「えっ? そんなこともできるようになったの?」なんて驚くことばかりです。しかも、昔は高級車にしかついてなかった便利な機能も、今ではすぐに軽自動車にまで装備され、普及が進むのも早くなっている印象です。
ただ、「こりゃ便利」と思って何度か使ってみるうちに、いいんだけど、すごいんだけど、最後のツメが甘いよ〜と感じる残念な装備もチラホラ。今回はそんな、もう一歩頑張って欲しいクルマの装備たちをピックアップしてみました。
1)ナビ
まず1つ目は、感じている方も多いと思う「ナビの案内がいつも最後まで行かずに終了してしまう!」現象。これはとくに、住所やビル名で目的地を設定したり、敷地の広い場所を設定した場合に多いのですが、目的地まであと数百mというところでいきなり、「目的地が近づきました。音声案内を終了します」と言われてしまうのです。こちらは「えっ? ここからが複雑な道順でわかりにくいのに!」って呆然ですよね。今までは別に標識見れば走ってこられたんだから、アンタが仕事するのは今でしょ! なんて罵声を浴びせたくなってしまいます。
また、ビルや広い敷地の場合は駐車場の入り口がわかりにくいことが多いのに、人が出入りする正面玄関に到着したら終了されたり、ホント、最後のツメが甘いナビが多すぎます。こうした現象を解消するため、ナビのメーカーではより精度の高い地図データを採用したり、クルマが通れる入り口や駐車場までの案内を1つ1つ設定したり、といったことはやっていると聞きますので、そのうち改善するのでしょうか。
2)オートワイパー
続いて2つ目は、雨が降ってくるとその雨粒をクルマが検知して、自動的にワイパーを動かしてくれる「オートワイパー」。これも便利な装備ですよね。雨量に応じて、ワイパーの速さも調整してくれるし、信号待ちになると勝手に休止して、走り出すとまた動き出したり。メーカーや車種によって、その機能はさまざまなのですが、いろんな車種を乗り比べてみると、やはり高額なクルマほど高機能だということを痛感します。
低価格のクルマのオートワイパーは、まず速さの設定が強か弱か、みたいに極端になっていることが多く、ちょっと雨が強まっただけでめっちゃワイパーが動き出し、周囲のクルマと比べるとすごくワイパーが頑張ってる感を出してしまっているのです。もっと、この中間の速さにできないの? と思うことも。また、優秀なオートワイパーは速度感応の精度も高く、高速道路など速度が上がる場面では少しの雨でも頻繁に動いてくれたりするのですが、その調整も適当なので前が見えなくなるくらい雨がたまらないと拭いてくれない、ということも。安全運転にも影響するので、オートワイパーを搭載するならばしっかりした性能を実現して欲しいところです。