コンセプトカーが登場したものの幻になってしまったモデルも!
3)日産シルビア
もともとはスペシャリティークーペとして誕生したシルビアであったが、FRレイアウト&ターボエンジンという組み合わせがスポーツ走行を楽しむユーザーにウケ、S13型以降のモデルにあってはドリフト競技でもいまだに現役という人気ぶりを見せている。
しかし、最終型のS15型が生産終了となって間もなく20年が経過するということで、中古車相場も上昇の一途をたどっており、状態の良い個体では新車価格を優に超えるほどのプライスタグが付けられている。
2013年の東京モーターショーでは「IDxコンセプト」と名付けられたコンパクトFRスポーツのコンセプトカーが発表され、次期シルビアか!? と色めき立ったが、結局その後はフェードアウトしてしまい、悲しみに暮れたファンも少なくなかった。
4)ホンダS2000
本田技研工業創立50周年記念として1998年に発表されたS2000は、ホンダとしては29年振りとなるFRレイアウトのモデルとして多くの話題を振りまいた。
搭載されるF20C型は250馬力の最高出力を8300回転、許容回転数は9000回転という市販車としては群を抜いた高回転型ユニットとなっており、のちに2.2リッター化されてピーク回転数が落とされるという前代未聞の改良を受けたモデルとなっていた。
2009年に生産が終了した後も、復活するという噂やS660をベースとした普通車版が登場するといった噂が出ては消えを繰り返しており、潜在的な需要の高さを物語っている。