【2021最新版】編集部おすすめの輸入車SUV 10選 (2/2ページ)

目的別・おすすめ輸入車SUV10選

取り回し良し!個性的なコンパクトSUV部門

 国内での使い勝手を考えると国産SUVを選びがちですよね。それでも輸入車SUVを選びたくなる、そんな個性的なコンパクトSUVをピックアップしました。

1)BMW X2

 車両本体価格:451.0〜701.0万円

 全長:4375mm 全幅:1825mm 全高:1535mm

 X1とともにBMWのSUVシリーズを下支えするコンパクトモデル。X1同様、FF系のプラットフォームを用いていますが、全高を低く抑えたクーペSUVとなります。とはいえ、後席の頭上や足元には十分スペースを取るなど居住性も上々。ラゲッジ容量も470Lとまあまあのスペースを確保しています。

 大径のタイヤを採用したことで乗り心地はやや硬めですが、その分、ワインディング・ロードなどでの走りは秀逸のため、スポーティな走りを重視するユーザーには最適な一台といえるでしょう。

 パワーユニットも多彩で、1.5リッター直3ターボエンジンをはじめ、2リッター直4ターボ、また2リッター直4ディーゼルターボをラインアップ。2リッターガソリンおよびディーゼルエンジンには8速ATと4WDが組み合わされます。

2)メルセデス・ベンツ GLBクラス

 車両本体価格:518.0〜737.0万円

 全長:4640mm 全幅:1835mm 全高:1700mm

 いまや数多くのラインアップを誇るメルセデス・ベンツのSUVシリーズ。GLAとともにエントリーモデルとなるGLBは「使い勝手の良いコンパクトなボディ」、「3列シート」、「メルセデスなのにリーズナブル」と、とくにファミリーユースからの購買欲をそそるポイントを備えています。

 GLA同様、FFレイアウトを採用。実用性が高いにもかかわらず国内の道路環境でも持て余すことがないサイズが人気の理由です。

 スクエアなデザインを採用したことで室内スペースも余裕があり、3列目シートは床下に格納することができるなどユーティリティ性能は抜群。

 用意されるパワーユニットはGLAにも搭載される2リッター直4ディーゼルと最高出力306馬力を発揮する2リッター直4ガソリンの2種類。ともに8速ATが組み合わされます。

3)ボルボ XC40

 車両本体価格:409.0〜649.0万円

 全長:4425mm 全幅:1875mm 全高:1660mm

 日本市場で売れ筋モデルとなったCセグメントSUVのXC40。2リッターエンジン+モーターのハイブリッド仕様と1.5リッターエンジン+モーターのプラグインハイブリッドと2つの電動パワーユニットを備えているのが環境を重視するユーザー心をくすぐるのではないでしょうか。

 ウインドウグラフィックやドアパネルの下部など六角形のモチーフをふんだんに取り入れたサイドボディなど、個性的なエクステリアデザインを採用。

 コンパクトなボディながら、後席にはゆとりあるスペースを備え460Lのラゲッジスペースを有しています。

 国産SUVを含めこのクラスにはライバルが数多く存在しますが、全車がハイブリッドであること、また北欧ムード満載なインテリアなどXC40ならではの魅力を数多く備えています。

4)ミニ・クロスオーバー

 車両本体価格:430.0〜609.0万円

 全長:4315mm 全幅:1820mm 全高:1595mm

 多彩なラインアップを誇るミニファミリーにおいて、唯一のSUVとなるのがミニ・クロスオーバー。

 とはいえ、ミニをベースにしたのではなくBMW X1などと共通のシャシーをベースにしています。その分、室内スペースはミニの5ドアモデルよりもゆとりあるスペースを有しているのが特徴といえるでしょう。

 SUVながら全高を抑えていることで、走行性能はミニと大きく変わらない印象を受けるはず。ただ、ミニ特有の「ゴーカートフィーリング」は、そこまで大きくありません。

 また、パワーユニットが多いこともミニ・クロスオーバーの特徴で、2リッター直4ガソリン&ディーゼル、さらに1.5リッター直3+モーターのPHVもラインナップ。利用シーンに合わせて、最適なパワーユニットを選択することが可能です。ミニが欲しいけど、ユーティリティ性がちょっと…と悩んでいるユーザーにはとくにおすすめの一台です。

オフロード性能抜群なアウトドア派におすすめのSUV部門

 オンロードはもちろん、オフロード性能を重視した輸入車SUVも少なくありません。そんな車種のなかから、とくに悪路走破性に特化したSUVをピックアップしていきましょう。

1)ジープ・ラングラー

 車両本体価格:513.0〜628.0万円

 全長:4870mm(3ドア4320mm) 全幅:1895mm 全高:1840mm(3ドア1825mm)

 第二次世界大戦中に開発された軍用車両を祖とするラングラー。直系モデルだけに、四輪リジットサスペンションや独自の四輪駆動システム「セレクトラック」を採用するなど、オフロード走行を重視した機能や性能を備えています。

 現行モデルはアメリカ本国のみならず、日本でも大きな人気を博していますが販売の主流は5ドアモデルの「アンリミテッド」。(3ドアのスポーツは受注生産)

 エンジンは3.6リッターV6と最大トルク40.8kg-mを発揮する2リッター直4をラインアップし、ともに8速ATが組み合わされます。

 ただ、オンロードメインで楽しむユーザーにとって、モジュール式ハードトップを採用する独自のボディ構成のため快適性はやや難あり。数多く存在するオプションや市販パーツで快適性能を向上させるほうが幸せになれるでしょう。

2)メルセデス・ベンツ Gクラス

 車両本体価格:1251.0〜2218.0万円

 全長:4665mm 全幅:1985mm 全高:1975mm

 軍用車両を源流とするゲレンデヴァーゲンが登場したのが1979年。数々の改良が行われ発展してきたGクラスが初めてのフルモデルチェンジを2018年に実施して、同年に国内販売を開始したのが現行モデルです。

 丸形のヘッドライトやオーバーフェンダーなど、デザインは初代のイメージそのままに踏襲。一方、インテリアは横長のコックピットディスプレイなどを備えたインパネやシートなどエッセンスは残しつつ、初代から刷新されました。

 シャシーはラダーフレームを踏襲しましたが構造を見直し軽量化と剛性向上を実現。また、サスペンション形状も見直されたことでオフロード走破性はもちろん、オンロードでの快適性が大きく向上しました。

 用意されるパワーユニットは、最高出力286馬力を発揮する3リッター直6ディーゼル、422馬力を発揮する4リッターV8、さらにAMG仕様に積まれる最高出力585馬力の4リッターV8をラインアップ。

 メルセデス・ベンツのSUVラインアップでは他に類を見ないオフロード性能を備えたGクラスはオンリーワンの存在といえるSUVです。

3)ランドローバー・ディフェンダー

 車両本体価格:551.0〜1171.0万円

 全長:4945mm(3ドア4510mm) 全幅:1985mm 全高:1970mm

 ラングラー同様、軍用モデル直系のディフェンダーはオフロードにおける機能性をとくに重視したSUVです。ただし、先代モデルがラダーフレームではなく、現行モデルはモノコックを採用するなど、オフロード性能だけでなくオンロードでの快適性にも力を入れて開発されました。

 ボディラインアップは3ドアモデルの「90」、5ドアモデルの「110」と2つのボディタイプを設定。

 センターデフ式の4WDシステムには電子制御の差動制限機構が備わり、前後の駆動力をタッチスクリーンから任意に制御することができます。またイメージが異なる個性的な4種類のアクセサリーパックが用意されていることも特徴でしょう。オフロードだけでなく、オンロード利用も想定するユーザーには魅力的なSUVです。

憧れのブランドが勢揃い!プレミアムSUV部門

 輸入車SUVの魅力のひとつが豪華でラグジュアリーな車種が数多く存在すること。なかでも多くの人が憧れるSUVを挙げていきましょう。

1)アストンマーティン DBX

 車両本体価格:2299.5001万円

 全長:5039mm 全幅:1998mm 全高:1680mm

 近年、プレミアムブランドがSUVを発表することに驚きを覚えなくなりましたが、多くの人は「まさかアストンまで!」と思ったのではないでしょうか。

 独自のフロントグリルをはじめ、アストンマーティンが織りなす美しいクーペSUVスタイルを採用したDBXは走りも同様に“らしさ”を備えています。

 最高出力550馬力を発揮する4リッターV8ツインターボは0→100km/h加速は4.5秒。最高速は291km/hを誇るなど、SUV界のスーパーカーといえる存在なのは間違いなし。ポルシェ・カイエンやランボルギーニ・ウルスの好敵手といえるでしょう。

2)テスラ・モデルX

 車両本体価格:1169.9〜1499.9万円

 全長:5037mm 全幅:2070mm 全高:1680mm

 テスラ唯一のSUVモデルとして人気を誇るモデルX。走行に関する機能をすべて床下に積み込んだテスラのプラットフォームを採用するEV SUVです。

 床面が高くなるにもかかわらずゆとりある室内空間を備え、1列目はもちろん2列目、3列目シートも大人がしっかりと座れるスペースを可能としました。

 パワーユニットは前後2モーターの「ロングレンジ」と3つの独立したモーターを備える「PLAID」を用意。ロングレンジの航続距離は580kmを誇ります。

 パワートレインのみならず、17インチモニターが備わるインパネやオートパイロットなど、未来を感じる機能が満載。ただのプレミアムSUVではないところが、このクルマを選ぶ大きなポイントとなるでしょう。

3)ベントレー・ベンテイガ

 車両本体価格:2907.5万円

 全長:5150mm 全幅:1995mm 全高:1755mm

 メーカー曰く「SUVではない。ベントレーだ」と言い切るほど、プレミアム中のプレミアムSUV。

 2530kgのヘビー級ボディを引っ張るのは最高出力608馬力を発揮する6リッターW12エンジンで、最高出力はなんと301km/h!世界最速のSUVと称されていますがオンロードはもちろん、砂漠や悪路をものともせず走破する実力を備えています。ベントレーらしいラグジュアリーなインテリアはウッドパネルやレザーの種類を豊富に用意。

 ラゲッジスペースは巨大なボディのわりに430Lと少なめですが、実用性を重視して選ぶモデルではないだけに問題ないでしょう。ロールスロイス・カリナンとともに、最高峰のSUVとして大きな存在感を示すモデルです。

使い勝手は国産SUV! ただし趣味性や個性は輸入車SUVが勝る

 当然といえば当然なのですが、国産SUVの多くは国内での使い勝手を重視して設計されています。ただ、使い勝手や機能だけで語れないのがSUV。

 所有する喜びやそのクルマしか備えていない際立った個性を求めるには輸入車SUVに軍配が上がります。

 数ある輸入車SUVは、国産SUVでは満たされないユーザーにとって大きな魅力を持つのは間違いないでしょう。


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