おすすめの4人乗りオープンカーを5台紹介! まずは新車で購入できるモデルから、オススメの4シーターオープンモデルをご紹介しよう。
1)フィアット500C イタリアを代表するフィアットのオープンカーが500C だ。ベース車であるチンクエチェントの丸みのあるスタイルを踏襲し、良い意味でオープンカーらしくないデザインに仕上がっている。ルーフは電動式でありながら、ボディの中ではなく後部に積み重なるような形で格納されるキャンバストップを採用する。車両重量も1030〜1050kgと比較的軽量なのも特徴的だ。
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グレードはフィアット 独自の875cc・2気筒直噴ターボエンジンを搭載した「TwinAir Lounge」と1.2リッターの可変バルブタイミング付き直列4気筒エンジンを搭載した「1.2 Pop」の2種類が用意されており、最高出力はツインエアが85馬力/5500rpm、1.2 Popは69馬力/5500rpmを発揮する。メーカー希望小売価格(税込み)は266万円から295万円。
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2)BMW4シリーズカブリオレ 2021年に日本に導入されたばかりの、大きくイメージチェンジを果たした縦型のキドニーグリルが特徴的な新型モデルが4シリーズ カブリオレだ。ルーフはソフトトップを採用し、約18秒で全開にすることができる。ルーフを閉じた状態ではAピラーからCピラーにかけて流れるようなルーフラインが現れ、エレガントなクーペスタイルとなる。エンジンは最高出力184馬力/5000rpm、最大トルク300N・m/1350〜4000rpmを発揮する2リッター直列4気筒ツインパワーターボを搭載。
4シリーズカブリオレの走り 画像はこちら
また、高剛性ボディを採用し、ロール剛性やオープン時の衝突による安全性向上など、カブリオレならではの強化も施されている。
エンジンは2.0リッター直列4気筒ツインターボエンジンを採用し、最高出力は184馬力/5000rpm、最大トルク270Nm/1250-4500rpmを発揮する。グレードは420i Cabrioletと420i Cabriolet M Sport、MパフォーマンスモデルのM440i XDrive Cabrioletの3種類で、メーカー希望小売価格(税込み)は641万円〜1089万円。
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3)ミニコンバーチブル クラシカルな雰囲気を漂わせながらも愛嬌のあるスタイルで老若男女に愛されているMINI 。見た目とは裏腹に、ゴーカートフィーリングと言われるほど本格的な走りも魅力的だ。コンバーチブルはソフトトップを採用しており、自由でアクティブな印象を与える。
ミニJCWコンバーチブル 画像はこちら
グレードは1.5リッター直列3気筒エンジンの「COOPER」をはじめ、2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載した「COOPER S」、COOPER Sをベースに39馬力アップした2リッター4気筒ターボエンジンを採用した「THE MINI JCW CONVERTIBLE」を用意。車両本体価格(税込み)はCOOPERが381万円から、COOPER Sが448万円から、THE MINI JCW CONVERTIBLEが542万円からとなる。2021年1月にマイナーチェンジが施されており、LEDが全車標準装備されるなど内外装デザインの変更や装備、機能性が向上している。
ミニコンバーチブルのルーフ 画像はこちら
ここからは中古モデルも紹介したい。
4)レクサスISコンバーチブル レクサスのFRスポーツセダンISをメタルトップ化したのがISコンバーチブル。後部座席もオープンカーとしては広く、FR独特の高級感あふれる走りを楽しむことができる。中古価格は平均で200万円台程度と、買いやすいのも魅力だ。
ISコンバーチブルの走り 画像はこちら
電動開閉式のメタルトップであり、屋外駐車でも比較的安心だ。メタルトップの開閉時間は約20秒だが、トップを閉めていれば、完全なクーペスタイルとなり、オープンモデルとは気づきにくいのも特徴。冠婚葬祭にも使える4シーターオープンモデルだ。IS自体は新型モデルが登場したが、コンバーチブルの設定については発表されていない。
ISコンバーチブルのルーフ 画像はこちら
5)日産シルビアヴァリエッタ 最後に新車販売台数自体も少ない超希少なモデルを紹介しよう。電動メタルトップによる日本車初のフルオープンモデルとして2000年に登場した日産シルビア ヴァリエッタ。シルビアは5世代目のS13型でソフトトップ方式のコンバーチブルを販売していたが、6代目となるS14型時にいったん途絶え、7世代目のS15型でメタルトップによる電動フルオープン構造で復活した。
シルビアヴァリエッタ 画像はこちら
エンジンは自然吸気のSR20DE型を採用し、5速MTが165馬力、4速ATが160馬力で設定されていた。通常は耐候性に優れたメタルトップクーペとして使え、スイッチ操作ひとつでフルオープンとなる実用性と趣味性を兼ね備えたモデルだった。
■まとめ 趣味性の高いクルマのなかでもとくに非日常を味わえるのがオープンカー。現実的にはなかなか手が出せないという人もいるかもしれないが、ファミリーでも優雅なオープンドライブを堪能できる4人乗りオープンカーはひとつの選択肢になり得るだろう。選べる車種自体が少ないこともあり、新車では高額なモデルが多いが、中古であれば比較的安価なものもあるので、気になる方はチェックしてみて欲しい。