新型レジェンドは渋滞時のDVD鑑賞も可能!
それが新型レジェンドの自動運転レベル3を実現したホンダセンシングエリートともなれば、ハンズオフで高速走行中、渋滞に遭遇し、国土交通省が初めて型式認定をした自動運転レベル3となる「トラフィックジャムパイロット」が作動すれば、前を向いている必要はなく、たとえ1人のドライブでも、ハンズオフのまま、モニターでDVDの映画やライブなどを鑑賞することもできるのだ。だから、映画やライブを見続けたいがために、このままずっと渋滞していて欲しい……なんて思えるかも!? である。
もし、冒頭のエピソードのように、今から何十年も前、当時の彼女と湘南にドライブした帰り道の大渋滞のなか、新型レジェンドの「トラフィックジャムパイロット」のようなハンズオフ機能があったら、DVDを鑑賞したり、お互い、真横を向いて、イチャイチャしていたことは間違いないと、ニヤニヤしながら思うのであった。もちろん、いつしか渋滞が解消され、時速約50km/hを超えれば「トラフィックジャムパイロット」はキャンセルされ、システムからドライバーに運転を引き継ぐように促される。以降は車線維持支援システム(LKAS)+アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)機能へとバトンタッチされてはいくものの、ドライバーが前を向いている、という条件がつくとはいえ、ハンズオフ走行が可能。多少のイチャイチャは続行できるのだ(イチャイチャしすぎは危険なのでNGです)。
そう、ハンズオフドライブや自動運転レベル3は、ドライブデート中の男と女の距離を、飛躍的に近づけてくれる効能もある……なんて、過去の甘い記憶を蘇らせながら、またまたニヤニヤしてしまうボクなのである。もっとも、自動運転レベル3を実現したホンダセンシングエリートが備わる新型レジェンドは現時点でリースのみ、価格は1100万円と超高価だから、おいそれとは手に入れられない。
が、比較的手に入れやすい新型レヴォーグのアイサイトX搭載のEXグレード(GT EXの348.7万円から)なら、1人でも、彼女とでも、家族とでも、渋滞をも快適で楽しい、安全・安心な先進性を堪能できるドライブに変えてしまうことは間違いない(くどいようですが、トイレ事情は別)。想いをめぐらせれば、自動運転レベル3が普及しているであろう近未来に生きる、恋する男女は、どんな熱く甘いドライブを楽しんでいるのだろうか。ボクの想像は大きく膨らむのであった。あっ、自動運転は決してそんな用途に使うためにある機能ではありません。あくまで、安心安全に、自由に移動できる事故のない社会、そんな未来を実現する先進安全技術です……。