最終進化モデルとして今後高値が期待できるものも!
3)ホンダS660
先日、2022年3月をもって生産が終了することがアナウンスされたS660。その一報を受けて駆け込み需要も発生しているようだが、冷静に考えてみてほぼ専用設計のカタマリと言っても過言ではないオープンのミッドシップレイアウト車が今後誕生する可能性は限りなくゼロに近いだろう。
もし誕生したとしてもそれはNSXのようなスーパースポーツになるだろうから、200万円台でがんばれば手の届くモデルとしてはラストと言っても過言ではないだろう。
現在、ほとんどが高値安定のホンダスポーツのなかにS660が仲間入りするのもそう遠い未来の話ではない。現に今でも中古車で100万円を切るものは皆無といった状況であるから、絶版車となることでここからさらに上がる可能性も十分考えられるのだ。
4)三菱デリカD:5
一時期は多くのRV車をラインアップにもち、ディーゼルエンジンを搭載したトルクフルで経済的なモデルも多かった三菱自動車。しかし、今やパジェロも日本では販売されず、主力はPHEVというところで、ディーゼルエンジンのイメージはほとんどないといってもいいだろう。
そんな三菱で唯一ディーゼルエンジンをラインアップしているのが、オールラウンドミニバンを名乗るデリカD:5だ。過去にはガソリンエンジン仕様もラインアップしていたが、現在は潔くディーゼルエンジンのみ。
すでにデビューから14年目となる超長寿モデルではあるが、その存在は唯一無二。ロングセラー車だけにタマ数は多いだろうが、2019年2月以降のビッグマイナーチェンジを受けたモデルは、ディーゼルデリカの最終進化系として再評価されることがあるかもしれない。