知ると知らずでは大違い! 改めて確認したいアレコレある「ETC割引制度」とは (2/2ページ)

地方限定のETC割引なども多く存在している

 そのほか、「平日朝夕割引」は、平日(月から金曜日)の朝6~9時、夕17~20時に高速道路を利用すると高速料金がマイレージポイントとして還元される制度だが、事前にETCマイレージサービスの登録が必要で、1カ月(1日から末日まで)に5回以上朝夕割引対象時間に高速道路を利用することも条件になる。基本的に通勤にでも使わないと利用条件はクリアできないだろう……。

 圏央道(茅ヶ崎JCT~海老名JCT、海老名~木更津JCT)、新湘南バイパス(藤沢~茅ヶ崎JCT)をETC2.0を搭載したクルマで走ると、圏央道の利用料金が約2割引になる「ETC2.0割引」もあるが、かなり限定的……。ただ、アクアライン割引や伊勢湾岸道路、東海環状道、南阪奈道路、阪和道連続利用割引など、地区限定の割引も各地にあるので、行き先ごとに調べて組み合わせるのもひとつの手だ。

 また高速道路の利用頻度が高い人なら、ETCマイレージサービスの登録も忘れずに。登録しておけば、利用料金に合わせてポイントが貯まり、そのポイントは高速道路の利用料金として使うことが可能。インターネットから簡単に登録できるので、とりあえず登録しておいても損はない。

 いずれの割引制度もETCの利用が前提なので、高速道路を利用する機会がある人は、とりあえずETCをセットしておいた方がいいだろう。一方で地方に関しては、高速道路を利用しなくても、一般道でショートカットすると大して到着時間が変わらないといったケースもあるので、事前に徹底してルート検索をしておくと、低コストで寄り道もでき、景色も楽しめるドライブもチョイスできる。

 しっかり情報を収集し、頭を柔らかくしてドライブプランを練っていくと、もっとコスパのいい楽しいドライブができるはずだ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
趣味
-
好きな有名人
-

新着情報