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いま「EV通」の間でi-MiEVが高評価! 三菱の「先見の明」が新型EV軽で花開く可能性大 (1/2ページ)

いま「EV通」の間でi-MiEVが高評価! 三菱の「先見の明」が新型EV軽で花開く可能性大

i-MiEVで培われた技術はPHEVモデルやIMkに受け継がれる

 三菱自動車工業が2009年から市販した電気自動車(EV)のi-MiEVは、フルモデルチェンジを迎えることなく、来年発売される予定の日産と三菱自による軽EVへバトンタッチされていくことになりそうだ。新しい軽EVのもとになるのは、日産が一昨年の東京モーターショーで公開した、コンセプトカーのIMkになるだろう。

 i-MiEVは、当初459万9000円で発売された。それは、日産の初代リーフの376万4000円より高かった。日産リーフが、EV専用車として発売されたのに対し、i-MiEVがガソリンエンジン車のi(アイ)の電動化で対処したにもかかわらず、そこまで高価になったのは、車載のリチウムイオンバッテリーの原価が高かったせいだろう。

 三菱自は、軽EVの価格をなんとか下げようと、車載バッテリー容量を半減させたMグレードを後から設け、これを260万円で販売した。だが、軽乗用車としてはそれでもなおガソリンエンジン車より高かった。

 発売前に入念な開発と実証を行い、EVとしての性能のみならず、信頼耐久性に長けたEVとなっていたが、一充電走行距離に対する社会基盤としての充電個所の整備が後追いとなったことも、i-MiEV販売台数の増加を鈍くしたといえるだろう。日産も、リーフの販売には苦戦したが、軽自動車で取り組んだ三菱自は、もっと苦しい立場にあったといえる。

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