移動展示会に力を入れるディーラーが増えている
新車販売ディーラーの営業活動のひとつに、“移動展示会”といものがある。いまは新型コロナウイルス感染拡大により、開催自粛となるケースがほとんどだと思うが、たとえば地域の商工会などで、“産業まつり”といった、ひとの集まるイベントを開催すれば、そこへ試乗車1台と折り畳みの机と椅子を持って行き、ブースを構えて販売促進活動を行うといったことである。
バブル経済のころまでは結構行われていたのだが、ここ最近は新車販売現場も“ひと不足”が深刻で、人員を割く余裕がなくなり、あまり行われなくなっていた。しかし、ひと不足は変わらないのだが、ここ最近移動展示会に熱心なディーラーが出てきた。
※写真はイメージ
地方では、前述したような地域イベントや、地域の新車ディーラーが集まって“にわかモーターショー^”のようなものを共催する動きは今も目立っているのだが、そのような動きとは少々異なる動きが目立ってきているのである。
それは、地元のショッピングモールへの出店である。たとえば1階のイベントスペースに簡易的に展示するケースもあるが、ショッピングモールのテナントスペースを短期間借用し、展示車を常備した、常設店舗のようなものもあるとのこと。