対角線での交換でなくてOK! イマドキの正しいタイヤローテーションの方法とタイミングとは (2/2ページ)

前後の溝残量の差が1/3になったときが実施の目安

 もちろん、自分でできないことはない。難関は2本のタイヤを同時に外すことで、ひとつのジャッキでは無理であること。通称ウマと呼ばれるリジットラックと呼ばれるものを使えば可能だが、もちろん別途購入する必要があるし、そもそも最近のクルマはジャッキも積んでいないのでこの点でもハードルは上がる。

 スタッドレスへの履き替えなど、自分で脱着する機会があるなら、購入してもペイできるだろう。逆にあまり使わないなら、ショップに頼むほうがいいかもしれない。いずれにしても、ローテーションは定期的に行なったほうがいい。

 ローテーションを行なう目安だが、タイヤメーカーによると5000kmごととしているところが多い。5000kmは理想ではあるが、けっこう頻度は高くなるので、マメな点検を前提として、前後の溝残量を比べて、差が1/3になったときを目安にする。たとえば多い方が15mm残っていて、減っている方が残量10mmという感じだ。

 最後にローテーションで気をつけないといけないのは、すべてのクルマで自由に入れ替えはできないということ。まず前後異径、つまりサイズが違う場合は前後の入れ替えは不可。また回転方向がある場合は、左右を入れ替えてしまうと逆になってしまう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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