若者の死亡事故はオーバースピードが半数を占める
また、(財)交通事故総合分析センターのデータでは、若者は車両単独の死亡事故が群を抜いて高く、大部分が一般道での事故にかかわらず、事故時の危険認知速度の約50%以上が80km/h以上。約20%が100km/hだということがわかっている。
※ 「危険認知速度」とは、運転者が相手方車両、人、物件等を認め、危険を認知した時点の速度をいい、具体的にはブレーキやハンドル操作等の事故回避行動をとる直前の速度をいう
そして車両相互事故でも、正面衝突が多いのが若者の特徴。
とくに正面衝突の多い時間帯(17時~9時)では、左カーブでの正面衝突が41.2%、右カーブが10.7%と明らかに左カーブでの事故が多い。
これはオーバースピードでカーブに進入し、そのまま曲がりきれずにセンターラインを超えるケースが多いため。
オーバースピード対策は、小まめにスピードメーターを見るのが一番。初心者が感覚に頼って運転していると、いつの間にかペースが上がり、オーバースピードで走りがち。安全速度が守れているかどうか、セルフチェックすることを習慣することを目指して欲しい。