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トラウマで運転嫌いになることも! 初心者が「怖さ」を感じがちなポイント5つと対策 (2/2ページ)

トラウマで運転嫌いになることも! 初心者が「怖さ」を感じがちなポイント5つと対策

ちょっとした動作を加えることで怖い思いをしないで済むことも

 卒業・就職シーズンになると、自動車教習所はどこも満杯、というのがお約束でしたが、今年はコロナ禍の影響もあってずっと満杯の状況が続いているようです。きっと、もうすぐ免許を取得して、この春から初心者ドライバーとして公道デビューします! という人も多いのではないでしょうか?

 最初はみんな、教習所で習ったことを反芻しながら、「よし、頑張るぞ!」とやる気満々、ドキドキしながらその日を迎えることと思います。若葉マークをクルマのボディに貼り付けていれば、心ある周囲のドライバーは温かく見守ってくれるはず、なのですが……。残念ながら、世間はそんなに甘くない!? すべてのドライバーが優しいかというとそうではなく、ときにはイヤな思いをしたり、ヒヤリと危険にさらされることもあるものです。

 でも、あらかじめどんな場面でイヤな思いやヒヤリ体験をしそうなのか、ということを知り、覚悟をしてから公道デビューすれば、少しはへこたれずに済むのではないでしょうか。そこで今回は、初心者ドライバーが遭遇しがちなシーンと、その対策をご紹介したいと思います。

1)合流や車線変更

 1つ目は、誰もが通過しなくてはならない「鬼門」とも言える、合流や車線変更。初心者はまだ、入るタイミングを見極めるのにも慣れていないし、「いまだ!」と思ってから操作をするのにも遅れてしまいがちなので、どうしても熟練ドライバーからすると「えっ、今?」というイラッとくるタイミングで合流してくることが多いのです。そこでビビーッとクラクションを鳴らされたり、あからさまにブロックされて入れてもらえなかったり、という洗礼を受けると、怖くなってしまって「もう2度と運転したくない」なんてことにもなってしまいます。

 でもこれはもう、何回も何回も合流や車線変更を実践して繰り返して、慣れていくしかありません。そこで、頑張ってやってみて欲しいのが、窓を開けて手を振り「入れてくださいね」と合図する方法です。もちろん、飛ばしてくる直進車を急ブレーキさせるような入り方はNGですが、だいぶ前から窓を開けて手を振っていれば、多くのドライバーは「あ、合流したいんだな」と認識し、スピードを緩めてくれると思います。

 よく、完全に無理やりな合流をしておいてサンキューハザード(ハザードランプを2〜3回点灯してありがとうの意を伝える)をする人がいますが、それよりは事前に手を振って合図する方が危険性も小さく、好印象ではないかと思います。

2)右折

 2つ目は、見通しの悪い交差点などでなかなか緊張するし大変な「右折」です。対向車線の右折レーンに大型トラックやバスなどが停まっていると、その陰に隠れてしまって直進してくる車両がいるのかどうか、なかなかわかりにくくて困るんですよね。それでモタモタしていると、後続車からビビーッと「早く行けよ」的なクラクションを鳴らされたり、行ったら行ったで直進車が予想以上の速度で迫っていて冷や汗モノだったり、この恐怖体験がトラウマになり「右折はなるべくしない道を通るようになった」なんてドライバーもいるほどです。

 こういうときは、まず慌てない、焦らない。これに尽きます。だんだん運転に慣れてくると、建物のガラスに映る様子で直進車が来ているかどうかを見極めたり、なんてこともできるようになってくるのですが、最初はとにかく安全第一。様子を見ようとジリジリと右折レーンの前に出てしまう初心者もいますが、これは危険です。この瞬間だけは、後続車がどれだけ急かしてこようと、無視。しっかりと自分の目で直進車が来ていない、行けると判断できるまでは発進しないようにしましょう。

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