突然のパンクなどでタイヤ交換する際に必要となる場合も
最近は車載工具はほとんどなく、スバル車がドライバーを積んでいたりするが、これはもはや例外だ。ただ、ちょっとした作業や修理をするのに、簡単な工具があったらいいのにと思うこともある。昔のクルマのように輪止めや複数のスパナなどは車載する必要はないが、最低限揃えておきたい工具を整理してみた。
まずはジャッキ。積んでいないクルマもあるが、パンタジャッキでいいので、用意しておくといい。ホイールレンチは車載してあるが、少々使いにくいので、力がかけやすくて回しやすい十字レンチがオススメだ。これがあるだけで、夏タイヤとスタッドレスの履き替えを自分で行うことができる。ちなみにローテーションはジャッキが2台ないとできないので、もし自分で行いたい場合は揃えておくといい。
そしてボルトやナット、ネジ関係では、両側が開いたスパナは力が最適にかからず舐めることもあるので、丸になったメガネレンチがいい。買いに行くとサイズがたくさんあって迷うかもしれないが、10/12/14/16mmあたりがあればよく、あとは車種によって使われているサイズが若干違うのでそれに合わせておく。もちろん自分がよく行う作業も加味しよう。
またソケットをハンドルに付け替えて使うラチェットレンチのセットもホームセンターで安く売られているのでこちらもオススメ。ブランド工具には品質では勝たないかもしれないが、たまに使うなら安いセットで問題なし。使ってみて、不満があれば上級品に買い換えるという意識でいい。さらに電装品を自分でいじるなら、電工ペンチや各種端子を揃えておきたいが、これもまた安いセットが売られているので、たまに使うならこれで十分だ。
この程度の工具であれば、セットにしてケースに入れ、トランクに積んでおくのもいい。その際は、出先での作業も考慮して、新聞紙、軍手、針金、ガムテープ(養生テープ)、冬場なら下に敷いて作業するための古い毛布もプラスすると、応急処置の幅が広がって、とりあえず移動できたり、帰ってこれる率が高まる。
今回紹介したものが最低限揃えておきたい工具で、これ以上のものを闇雲に集めても費用も保管場所も必要になってくる。無駄なく揃えるコツは、実際に作業してみてこれが足りないなというものを買い揃えていくということ。使うか使わないかわからないものを、ただ心配というだけで集めるのは避けたほうがいい。