車名に日本らしさを求めすぎて変な名前のモデルも!
3)海外で微妙
フジヤマ、ゲイシャじゃないけど、日本に対するイメージは、我々からするとなんだか歪んでいることもある。逆もあるので非難はできないが、車名にもこのパターンがあって、おなじみのところではジムニーはサムライ。パジェロはショーグン。
さらに日産が早い時期に進出したメキシコではサニーをツル、シルビアをサクラなどとしていた。スバルのドミンゴはイギリスではスモウだったし、ギャランはサッポロ。フジヤマ、ゲイシャ、スシ、テンプラと変わらない気が。ちなみにOEMでもあって、ハイラックスのVWはタロ。タローと伸ばさないのも微妙な感じ。
4)中国語はどうする?
外国語をそのまま使う場合、上記のように、50音しかないから変なことになりかねないにしろ、日本語だと基本的には読みをカタカナでそのまま書くのでシンプル。英語などでもそうだ。では中国語はどうするのか? 外来語はそのまま発音する場合があるが、問題は書くとき。
ご存じのように、漢字の音に近いもので当て字となる。では、その当て字を誰が考えるのかというと、これが問題で、世間は自動車メーカーの発表前に当ててしまうことがある。極端なことを言うと、世露死苦みたいなことにもなりかねず、そのクルマがもつイメージを崩し兼ねるない。そのため、できるだけ早くどう書くかを発表するのに苦労するという。ある程度の違いだと、次第にメーカー発表の表記に集約はされるようだ。