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クーペとセダンって何が違う? クーペならではの良さやおすすめモデルを紹介 (2/2ページ)

クーペとセダンって何が違う? クーペならではの良さやおすすめモデルを紹介

乗り心地の良いクルマと走るためのクルマ

 クーペは実用性よりも趣味性の高いモデルとして知られているが、具体的にはどのようなクルマを指すのだろうか? クーペの意味や語源、セダンとの違いやおすすめの車種などを紹介したい。

■セダンとクーペの違いとは?

セダン

 セダンはスリーボックス型の乗用車で、2列シート、4人以上が同時に乗車することができ、どの席でも乗り込みやすい4ドアが主流となる。エンジンや乗車スペース、トランクが全て分かれていることによって、運転、乗車時の快適性と居住性の高さが特徴だ。セダンの名前の由来は一人乗りの椅子かご「セダンチェア」にさかのぼる。

「サルーン」もセダンと同じ意味合いがあり、座席が2列合計で4席以上、側面に2枚、または4枚のドアがあり、側面に4枚の窓がある箱型の乗用車を指す。屋根が開放、格納できるものをコンバーチブルサルーン、箱型で前後の座席の間に仕切りがあり、6枚以上窓があるものをリムジンと呼ぶ。

クーペ

 クーペの語源は中世にさかのぼる。「切られた馬車」を表す「カロッス・クぺ」が語源と言われており、クーペの形状も1列シートの2ドアスタイルが主流だ。セダンと同じくスリーボックススタイルではあるものの、居住性よりも運動性能やデザインを重視しているため、車内空間の広さや荷物の積載量は少なくなっているのが特徴。

 2列シート4席を持つクーペも増えているが、後部シートが狭くなっていることも多いため、後部座席に乗り込む際には前列のシートを倒して乗り込む必要がある。

■クーペのメリット・魅力

 クーペは車高が1400mm以下のモデルが多く、美しさやカッコよさを強調するデザインのモデルが多い。また、車高が低いため、車両重心位置が下がるためロールが少なくなり、操縦安定性が高い。乗員が大きく前後左右に振られないため、乗り心地もよく、スポーツ走行も楽しめる。

 また、風の影響も少ないため燃費の向上や強い横風に当たるときにもハンドルを取られる場面が少なくなる。

 クーペは2ドアでフロント座席優先の車両であるため、リヤシートがないモデルやあっても緊急用で使用される想定で設計されているものがほとんど。そのため、スポーツカーであればレーシーなコックピット感がある。スタイリッシュなクーペモデルはデートカーの定番だが、デートの雰囲気も高めてくれるだろう。

 しかし、乗車定員が限られることや荷物がほとんど載せられないこと、車内空間が狭いと言ったデメリットから、ファミリーカーとしては不向きだ。ほかにも大排気量エンジンを搭載しているモデルでは燃費が悪い、自動車税が高額になると言ったコストの高さや、車両本体価格が高いといった面もあり、一般的には独身のうちに買っておいたほうが良いと言われている。

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