ハッチバックとは? メリット・デメリットやおすすめモデルを解説! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマのボディタイプを指す「ハッチバック」という言葉が存在する

■この記事ではハッチバックの意味や語源、メリット・デメリットを解説

■最後におすすめのハッチバックの車種を4台紹介する

船などの「ハッチ」に見立てて名付けられた

「ハッチバック」という言葉をよく耳にするが、具体的にはどのようなクルマを指すのだろうか? この記事ではハッチバックの意味や語源、メリット・デメリット、またおすすめの車種などを紹介したい。

■ハッチバックとは?

 ハッチバックとは、跳ね上げ式、または横開き式のバックドアを持つ車種を指す。通常の乗降用ドアはヒンジがほぼ垂直であるに対し、跳ね上げ式では水平、横開き式でも寝かされた角度となることから、そのようすを船などのハッチに見立てたことがこの名称の由来だ。しかし実際には、このようなバックドアの形状を持つクルマはミニバン、SUV、トールワゴンなど多岐にわたるため、セダンやクーペと同等の全高が低い車種のバックドア版を指すのが一般的。トヨタのリフトバック、日産のオープンバック、三菱やアウディのスポーツバックなど、各メーカーに異なる呼称も存在する。またハッチバック車をベースに高出力エンジンの搭載やスポーツ走行に適したセッティングを施すことにより、スポーティに仕上げたクルマを「ホットハッチ」と呼ぶことがある。

■ハッチバックの特徴とメリット

 ハッチバックは人が乗るスペースと荷室が別れていないため、走行中であってもラゲッジからの荷物の出し入れを行うことができる。後部座席を倒すことができ、フルフラットにできるモデルもあるため、大容量、また長尺物の荷物を積むのにも適している。車種によっては車中泊をすることも可能だ。

■ハッチバックのデメリット

 後席に乗員が乗るとその分ラゲッジが狭くなるため、ハッチバック型のコンパクトモデルなどを選ぶ際はとくに注意したい。また跳ね上げ式の場合、荷室の開閉の際、後方にスペースが必要となる場合がある。セダンなどと比べると、タイヤハウスの騒音や振動が室内に入りやすい構造であることもデメリットとして挙げられる。

■こんな人にハッチバックがおすすめ

 積載性に優れるため、買い物をすることが多い人や、週末にまとめて買い物をする人におすすめできる。またボディの小さいクルマも多数ラインアップされているため、荷物を積みたいが大きなクルマを運転するのが不安といった人に適した選択肢も豊富だ。フルフラットにできるモデルやシートアレンジのきくモデルも多いため、アウトドア、スポーツなどが趣味の人にも適しているといえる。またホットハッチなどと呼ばれるような、スポーティなモデルもラインアップされているため、走りを楽しみたいが荷物を積む必要がある、日常使いと趣味のクルマを両立させたいといった人にもおすすめだ。


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