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NHK職員による暴行が話題だが「またか」の印象も! タクシードライバーが「恐れる」乗客とは (2/2ページ)

NHK職員による暴行が話題だが「またか」の印象も! タクシードライバーが「恐れる」乗客とは

タクシー乗務員への暴行はたびたび起きている

 報道によると、2月15日未明に東京都新宿区内の路上において、NHK(日本放送協会)職員がタクシー乗務員に暴行しケガを負わせ、警察に傷害の疑いで警視庁に逮捕されたとのこと。筆者は乗客として当該NHK職員がタクシーに乗車していて、何らかの理由で乗務員とトラブルになり暴行に及んだのかと思っていたら、さらに深堀した報道によると、当該NHK職員が車道を歩いていたので、当該乗務員が注意したところ暴行に及んだとのこと。なお、暴行当時は酒に酔っており、当該NHK職員は「酔っていてよく覚えていない」とのことでもあった。

 NHKといえば、過去には国民的アナウンサーがタクシー車内で乗務員に暴行するということもあった。タクシーの車内というのは不思議な空間でもあり、初めて出会う乗務員に乗客が人生相談をしたりするなど“ほのぼの”としたことがある一方で、時には人間の本性がむき出しになることがある。世の中で“エリート”などとも呼ばれる、大手企業などに勤める社会的ステイタスの高いひとが、“酔った勢い”とよく表現されるが、タクシー乗務員に対し暴言を吐いたり、乗務員に暴行を加えることが目立つというのは、タクシー業界ではよくある話。

 心の底ではタクシー乗務員を日ごろから見下していて、酔った勢いでそれが本音として実際の行動に出てくるのだろうが、それならば単なる暴行よりも、“ひととして”許されない行為である。当該NHK職員がどのような背景があって、今回暴行事件に及んだかは定かではないが、筆者は公共放送で、しかも報道現場で働くような“社会的立場のあるひと”がタクシー乗務員へ暴行をはたらくといったニュースを聞いたり、見たりすると、つい“またか”と思ってしまうのである。

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