経済性に優れるスポーツモデルも存在!
3)マツダMAZDA2 XDプロアクティブ(199万1000円/6速MT)
マツダ2(旧デミオ)は、今のマツダのクルマづくりを反映させて走りに重点を置く。前席は快適で、正確な運転姿勢が得られる。後席の足もと空間は狭いが、助手席を前側にスライドさせると、左後席の足もと空間が広がって3名乗車は快適におこなえる。後席の座面は適度に柔軟で座り心地が良く、インパネ周辺も上質だ。
そしてMAZDA 2には1.5リッタークリーンディーゼルターボが用意される。実用回転域では2.5リッターのガソリンエンジンに匹敵する駆動力が発揮され、街なかから高速道路まで余裕を持って加速できる。燃料消費量が抑えられ、軽油価格も安いから、パワフルなのに燃料代は日産ノートe-POWERやホンダ・フィットe:HEVといったハイブリッドよりも少し高い程度だ。経済性も優れ、走行安定性も満足できる。
4)ホンダN-ONE・RS(199万9800円/6速MT)
N-ONEはN-BOXなどとプラットフォームを共通化した軽自動車だ。外観は1967年に発売されたN360をモチーフにデザインされた。内装は上質で、価格は軽自動車として高額だが、ユーザーの受ける満足感もコンパクトカーと同等かそれ以上に高い。
とくにRSの6速MTは、シフトレバーの操作感がしっかりしていて、運転の楽しさを盛り上げる。RSのターボエンジンも、実用回転域の駆動力が高く、1リッターのNAエンジンと同等だから運転しやすい。後輪の接地性と安定性も優れ、後席にも相応の余裕があるからクルマ好きのファミリーカーにピッタリだ。