どんなクルマでも割り込みは基本的にNG
さらに強引な割り込みで、バスの乗客が負傷したりトラックの積み荷が損傷した場合、損害賠償を請求されることもある。
今年の1月14日に、滋賀県の京滋バイパスを走っていた大型トラックに、右車線から追い越してきた乗用車が急な車線変更で前に出て、突然急ブレーキをかける“逆あおり運転”を行い、トラックの積み荷およそ3000万円分が破損するという事件があり、その様子を録画したドライブレコーダーの映像がニュースになった。
また、去年11月、東名高速で大型トラックの前にバイクで割り込み、急停止させるなど妨害運転を行なった男が逮捕されたのも、記憶に新しい。
※写真はイメージ
こうした妨害運転で、乗客や積み荷に被害が出て、裁判で損害賠償が認められると、悪質な不法行為が原因とされるので、自動車保険からの支払いは適用外で、全部自腹に!(自己破産しても免責にはならない)。
結論。トラックだろうと乗用車だろうと軽自動車だろうと、どんなクルマに対しても無理矢理前に割り込むのは基本的にNG。それを踏まえた上で、とくに大型トラックやバスの前に割り込むのはいろいろな意味でリスクが高いので、十分スペースに余裕があるときだけ、車線変更をして前に出るようにしよう。