乗ってるクルマで見る目も変わる! 印象をプラスにもっていく「200万円以下」の中古車5選 (2/2ページ)

真面目な印象や柔和な雰囲気を醸し出してくれるモデルも存在

3)ホンダ・グレイス

 3台目は、礼儀正しそうだったり、きっちりと仕事をしてくれそうな信頼感を与えてくれる、ホンダ・グレイス。セダンの不人気が続く中、昨年惜しまれつつ生産終了したコンパクトセダンで、精悍なスタイリングや軽やかな走り、ちょうどいい広さの室内を兼ね備えた優秀なクルマです。

 2014〜2015年式あたりで50万円台からあり、2020年式でも170万円前後とお買い得でもあります。ハイブリッドを選べば燃費も文句なしで、ガソリンを選べば爽快な走りが楽しめることでしょう。上司の世代は「セダン」に少なからずフォーマルやビジネスに適したクルマという印象を持っているので、若いのにそれをわかってると好感を持たれるのではと思います。

4)フォルクスワーゲン・ザ ビートル

 続いて4台目は輸入車から。普通にしているのに怖い顔だと言われたり、暗い人と思われてしまうことが多い人にぜひ試して欲しいのが、フォルクスワーゲン・ザ ビートルです。普遍的な円を描くようなスタイリングは、柔らかでフレンドリーな雰囲気で満ちているので、まず警戒されたり嫌われることがありません。2012〜2014年式あたりなら50万円台からあり、2016年式でも199万円前後で手に入るようになりました。

 昔のクラシック・ビートルの面影を残しつつ、シンプルだけどオシャレなインパネ、チェック柄の優しいシートなど、インテリアも好感度抜群。2ドア4人乗りですが、乗り込んでしまえば後席も大人の男性が座れるくらいのスペースがあり、ラゲッジも大きめで実用性は高いです。高年式のモデルならUSBポートなども備わっています。走っていると子供から手を振られたり、女性が「かわいい」と言ってくれるので、オーナーさんもだんだんビートルみたいにキュートな性格になるかもしれないですね。

5)MINI

 5台目も輸入車から、今度は自動車界のオシャレ番長であり、センスがいいと褒められること間違いなしの、MINI。3ドアはもちろん、実用性の高い5ドアや、自由な雰囲気がさらにオシャレ度アップのコンバーチブル、雪山にも安心して行けるクロスオーバーまで、40万円台から200万円以下で選び放題となっています。通勤・通学にひとりで快適に乗るのなら、イチオシなのはやはり3ドアモデル。MINI特有のゴーカート感覚と呼ばれる元気いっぱいの楽しい走りが、存分に味わえることでしょう。ラゲッジはちょっと小さめですが、後席を倒すこともできるので、大荷物の日でも安心。

 たまに友人や同僚などを乗せるときも、頭上はややタイトですが座ってしまえばくつろげる後席となっています。MINIには純正アクセサリーでたくさんのボディ装飾パーツがあり、本当にオーナーさんのセンス次第で無限大のオシャレが可能。いろいろ自分好みに変えながら、飽きずに乗り続けられそうなところもいいですね。

 というわけで、新生活は初対面が重要。自分の長所をさらに伸ばすのでもいいし、苦手なところをカバーするのでもいいし、ぜひ愛車選びでインパクトを与えちゃましょう。10年落ちまでで200万円以下となると、ほかにもメルセデス・ベンツやBMW、レクサス、ジャガー、ボルボといったバラエティ豊かな選択肢が浮上します。楽しく悩みながら、新生活にぴったりの相棒を見つけてくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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