一度乗ったら「中毒」必至! 女子を虜にする「庶民が買える」中古イタリア車5選 (2/2ページ)

エレガントで美しいスタイルをもつモデルも多数存在!

3)アルファロメオ・ブレラ

 3台目は同じくアルファロメオから、世にも美しいクーペスタイルと、ハッチバックの利便性が見事にマッチしているモデル、(アルファ)ブレラです。6連のヘッドライトが特徴的なフロントマスクといい、セクシーなヒップラインといい、一度見たら忘れられないデザイン。インテリアももちろんエレガントで上質なレザー張り、後席も十分に使える4人乗りです。

「スカイウインドゥ」と呼ばれる大型のガラスルーフが付いたグレードもあって、夜景なんかを眺めながらのドライブもロマンチック。2.2リッターと3.2リッターのエンジンが搭載されていて、そのエンジンサウンドはゾクゾクさせてくれるような、通称“アルファサウンド”。女性といえども、これにすっかり惚れ込んじゃう人も多いんですよね。

4)アバルト124スパイダー

 4台目は、オープンカーに乗りたいという女性にオススメなのが、アバルト124スパイダーです。4mちょっとのコンパクトなボディながら、スポーティで美しい2シーターオープンスタイルは女性が肩肘張らずサラリと乗るのにぴったり。

 フィアットのモデルをベースに、1950年代から数々のレースで勝利を手にしてきたアバルトらしく、爽快な走りも手にしていますが、決してどう猛な感じではなく、市街地でもスマートに乗れるのがいいところです。コンパクトなオープンカーとしては、ラゲッジの積載量も大きめなので、買い物など日常のアシとしても使えます。価格は新車で406万円〜416万円台となっています。

5)マセラティ・クーペ

 最後の5台目は、新車だと軽く1000万円超えのモデルがズラリとそろうプレミアムブランド、マセラティから。中古車でもちょっと価格が高めにはなりますが、そのぶん、非日常を味わうことができるラグジュアリー感たっぷりなモデル、マセラティ・クーペです。オススメの理由は何よりその美しいスタイリング。どの角度から見てもエレガントで、凛とした佇まいは、女性として目標にしたいくらいですね。

 そして、ややタイトながら後席を備えた4人乗りの室内は、クラフトマンシップあふれるアートのようなレザーが贅沢に使われ、本物に囲まれている満足感があふれます。エンジンは4.2リッターのV8で、伸びやかさと心に響くサウンドは病みつきになるほど。ATは、F1の技術を取り入れた「カンビオコルサ」というセミATとなっており、自分で操っている感覚もドライブを楽しいものにしてくれます。価格は2002年式なら200万円前後、2007〜2008年式は300〜800万円ほどが相場です。

 というわけで、こうして紹介してくると、ボディの大きい小さいに関わらず、イタリア車というのはどれもエレガントさや色気があることをあらためて実感しました。そうしたところも、女性とのマッチングがいい理由かもしれませんね。そんなイタリア車と人生を共にしたら、何かそれまでとは違う言動や考え方と出会えたり、視点が広がったり、きっと女子力だけでなく人間力を高めてくれるのではないでしょうか。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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