サーキット走行は昔と比べて身近になった
一方で「最近のサーキット走行は昔のようにロールバーやエンジンのキルスイッチを車外につけるなどの制約がなくなり、普通のクルマやチューニングカーで気軽に走れるし、また、ドリフト走行専門コースなど、さまざまなスタイルで楽しむようになったので、昔の感覚で『サーキット走行すれば、公道で飛ばせなくなる(飛ばさなくなる)』といった単純な発想には結びつかないかもしれない」という意見も複数あった。
サーキット走行が昔と比べて身近になったことで、サーキット走行したからといって、普段の運転が一気に慎重になるかどうかは、ドライバーの個人差が大きい、という解釈である。
さらにいえば、近年発売されているクルマは、ハイパフォーマンスカーはもとより、軽自動車ですら優れた走行性能を持ち、公道での法定速度内で走行すると、かなりゆっくり走っているような感覚がある。片側複数の車線では圧倒的な速度差で追い抜けられるケースも多い。
そうした速度超過するドライバーは「意識していないのに、(クルマの性能が良いので)あまり意識することなく速く走っていた」と話すことが多い。
サーキット走行と、普段の運転との関係。さまざまな意見があるが、もしチャンスがあれば、一般的なユーザーの方にも一度、サーキット走行を体験して欲しい。
その後、あなたの公道での運転がどう変わるのか、それともまったく変わらないのか?