これぞ時代を映す鏡! レースマシンを彩った懐かしの「スポンサーカラー」 (2/2ページ)

カメラメーカーや金融関係も!

◆カメラメーカー

・キャノン

 ホンダの第2期F1時代、1985年にウイリアムズのメインスポンサーとして契約。マンセルとピケが活躍した頃、ウイリアムズ ホンダのリヤウイングに大きく書かれた「Canon」の赤い文字が誇らしげだった。

・ニコン

 1982年のルマン24時間にエントリーしたマツダ RX-7 254や、1983年のマツダ 717C(そらまめ君 由良拓也がデザイン)のスポンサーだったのがニコン。

・ミノルタ(現 ソニー)

 トヨタのCカー、トヨタ88Cをサポートし、「ミノルタ トヨタ」として参戦。

・オリンパス

 JPSカラー時代のロータスのF1マシン、ロータス79のボディサイドに、金色のロゴでオリンパスの大きなステッカーが貼られていた。1978年にマリオ・アンドレッティがチャンピオンになったマシンなので、プラモデルやミニカーを持っている人も多いのでは?

◆金融関係

 バブル期は、消費者金融などのスポンサーも多かった。グループCの武富士ポルシェや、F3000のアコム、ミリオンカードは、大会の冠スポンサーにもなっていたし、ニコスカードも「ニコスカップ」としてGTレースのスポンサーに。またニコスの山田会長は、一時期ドライバーとしてもGTなどに参戦していた。ジャックスカードも、JTCCSのアコードやシビックのスポンサードをしていた。

◆その他

 1990年代、鈴木亜久里が契約していたフットワークアロウズのスポンサー、フットワークとF3000やGCのスポンサーだった佐川急便は、宅配便業者。

 農機具メーカーの井関農機も「ヰセキトラストポルシェ956」で、1984年から参戦。

 建設機械メーカーのコマツ(小松製作所)も、F1のロータスやウイリアムズに、ギアボックスなど油圧関係の部品などを提供。ロータス107には、コマツのステッカーが貼ってあった。

 シオノギ製薬も、一時期F3000など積極的にサポートしている時期があった。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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