「リアルジャパン」を感じられるモデルは海外からの人気も高い
2)90年代ミニバン
ミニバン発祥の地であるアメリカではあるが、日本で独自の進化を遂げたミニバンにも注目が集まっている。とくにミニバンでありながらクロスカントリー車並みの走破性を誇る三菱デリカはコアなユーザーから注目を集めており、すでに海を渡った個体も少なくないようだ。
また、日本らしく小さなボディのなかに信じられないほど広い空間を実現したところも驚きをもって受け入れられており、キャブオーバータイプのトヨタ・ハイエースや日産キャラバンなども今後火がつく可能性はありそうである。
3)VIPセダン
もはや、やや懐かしい響きすらある90年代のVIPセダン、トヨタ・クラウンや日産セドリック/グロリア、日産シーマといったモデルから、果ては日産プレジデントやトヨタ・センチュリーといったショーファードリブンまでがすでに海を渡っている。
もともと日本国内で使用されることを前提として生産されたこれらのモデルは、海の向こうのユーザーからしてみればリアルな日本を感じられる稀有なモデルという受け入れられ方をしている模様。なかでもコアなユーザーは当時のVIPチューンを模したカスタムを施すツワモノも存在しているようだ。
日本ではほぼ底値といってもいいこれらの90年代VIPセダンも、アメリカでは1万ドル以上で売られているため、今後値上がりすることは間違いないだろう。