今や上級クラスと比較しても遜色ないレベルに!
日本だけのカテゴリーで、今やほかのどのカテゴリーよりも多い、40モデル以上がラインアップしている軽自動車。売れ行きも好調で、日本で販売される全乗用車の販売台数No.1は、4年連続でホンダN-BOXが獲得しているほどです。
なぜ、そんなに売れるのでしょうか? もちろん、車両価格が他のカテゴリーと比べて手頃なことや、購入後の税金など維持費が抑えられることも理由ですが、それだけじゃないんです。ひと昔前なら、快適性や安全装備などがちょっとほかのカテゴリーに比べて手薄なところがあったんですが、今はどんどん充実していて、いつの間にか上級クラスと比べても遜色ないレベルに。きっと、長らく軽自動車に注目していなかった人からすると、「えっ、こんなものまでついてるの?」とビックリするんじゃないでしょうか。今回はそんな、今どき軽自動車についている超豪華装備の数々をご紹介したいと思います。
1)シートヒーター
まず1つ目は、少し前までは贅沢装備の代表だった「シートヒーター」です。これはもう、セダンタイプからスーパーハイトワゴンタイプまで、あらゆる軽自動車の上級グレードに標準装備されるのが当たり前になりました。まだ運転席と助手席のみで、リヤシートヒーターがつくモデルはありませんが、寒い日にあると嬉しいですよね。
2)ナノイーなど進化したエアコン
2つ目は、だいぶ前からフルオートエアコンが標準装備なのは当たり前になっていましたが、今やお肌や髪などによく空気もきれいにしてくれるという「ナノイー」搭載も珍しくないところまできています。もともと、軽自動車ユーザーは女性比率が高いということで、こうした美容健康にも嬉しい装備は大歓迎されるんですよね。室内空間が大きなスーパーハイトワゴンでは、早く後席にもエアコンの風を送って快適な室温にしてくれるサーキュレーターが天井についたり、リヤヒーターダクトがついたりと、どの席でも快適に過ごせる工夫がされています。
3)全面UVカットガラス
3つ目は、やはり女性から大好評の標準装備アイテムといえば、全面UVカットガラスです。以前は、フロントガラスのみUVカットだったり、後席の窓ガラスはまったくUVカットじゃなかったりしたので、勘違いして“うっかり日焼け”をしてしまうことも多かったんですよね。でも今は、99%UVカットでIR(赤外線)カットが付いているモデルも多くなってきました。これは日焼け防止だけでなく、室温の上昇を抑えてエアコンの効きをよくしてくれる効果もあるので、結果的に燃費がよくなってお財布にも優しいという、とても嬉しい装備です。
4)ウェルカムドアロック機能/ロック予約機能
4つ目は、急いでいる時などに助かる装備として、スライドドアのウェルカムドアロック機能/ロック予約機能もあるんです。キーを携帯していると、ドアに近づくだけでロック解除されて自動でドアが開いたり、スライドドアが閉まり切るのを待たずに、クルマのそばを離れても自動でロックしてくれるので、ムダな時間を節約できるし、荷物が多い時などにも便利ですよね。これは上級ミニバンでもオプション装備となっているモデルもあるほどなので、贅沢な装備と言えそうです。