万が一の際に安心の「SOSコール」採用モデルも増えている
5)ハンズフリーオートスライドドア
5つ目は、もう一つスライドドアの装備で豪華なのが、手を使わずに足の動作だけで自動開閉できる、ハンズフリーオートスライドドア。まだオプション装備のモデルがほとんどですが、子供を抱っこしているときや、ダンボール箱などで両手がふさがっている時にかなり助かりますね。
6)ディスプレイ付き自動防眩ルームミラー
6つ目は、安全運転をサポートしてくれる装備として、ディスプレイ付き自動防眩ルームミラー。カメラで後方の様子を映し出して、ルームミラー内のディスプレイに表示してくれるので、視線移動が少なくて済むのがメリットです。明るさに対して見やすくしてくれる自動防眩機能があるのも助かりますね。
7)ハイビームアシスト
7つ目は、夜間の走行がかなりラクになり、安心できるようになるハイビームアシスト機能。真っ暗な時にはハイビーム、対向車などがいる時には自動でロービームに切り替えてくれるので、常に気を使ってライトの操作をし続けなくていいのです。新規車種にはすでにオートライトが義務化され、継続車種も2021年10月以降の新車から義務化されますが、そこから一歩進んだ装備として上級クラスのクルマでも最近、よく見るようになってきたばかり。それが早くも軽自動車に採用されているのは素晴らしいですね。
8)全車速追従機能付きACC&ステアリングアシスト
8つ目は、頻繁に高速道路を走る人、ロングドライブが多い人にはとくにありがたい、全車速追従機能付きアクティブクルーズコントロール&ステアリングアシスト。アクセル、ブレーキを自動で制御して、適切な車間距離を保ったまま前走車に追従してくれる機能で、日産デイズやルークスの「プロパイロット」なら全車速でハンドル操作もサポートしてくれます。他モデルのハンドル制御機能は速度50~60km/h以上で作動するケースが多いですが、それでも頼もしいですよね。
9)SOSコール
9つ目は、近ごろ厳罰化されたあおり運転などの被害にあった時に、スイッチを押すだけで通報できたり、万が一衝突事故を起こした際に、自動でレスキューを手配してくれたりと、何かと安心なSOSコール。これも軽自動車に装備されることが増えています。運転にまだ不慣れな若葉マークのドライバーや、高齢者のドライバーも多い軽自動車なので、これがあるとやはり安心ですね。
10)巨大なサンルーフ
最後の10個目は、まだダイハツ・タフトの1モデルのみではありますが、ルーフが大きなパノラマガラスになっている「スカイフィールトップ」です。昔は愛車にサンルーフを付けるのが豪華装備の証、ということでみんなこぞって付けていたものですが、さすがにコストがかかることや重量アップ、ボディ剛性を確保するのが難しかったり、といった理由があってなかなか軽自動車にはなかったんですね。かなり以前にスズキ・セルボにはあったようなんですが、今回のタフトにはUVカット機能があり、眩しい時にはサッと閉じることができるロールサンシェードも付属しているという贅沢仕様。開放感のある室内は、やっぱり魅力的ですよね。
ということで、今どき軽自動車の超豪華装備を10個をピックアップしてみましたが、いかがでしたでしょうか。どれも、一度使ったら手放せなくなる装備ばかりですよね。近年はミニバンやセダンといった上級クラスから、ダウンサイジングで軽自動車に乗り換えるユーザーも多いので、前のクルマで使っていた装備が省かれるのはちょっと、という声が多いと聞きます。人間がどんどん贅沢になって、ラクするようになったおかげで、軽自動車もそれに応えようとここまで頑張ってきたのですね。さて次は、どんな超豪華装備が軽自動車に登場するのでしょうか。これからも注目していきたいと思います。