
かつてはライトで速度を表していたことも
高速道路ではトラックをじっくりと見ることができるが、とくに夜間にはたくさんのライトが点灯しているのがわかる。もちろんそれぞれに役割があるのだが、なかには異常に眩しかったりするものもあって、なぜそんなところにライトが付いているのか? と不思議に思ったりもする。今回はトラックに付いているライトについて整理してみた。
基本的な部分としては、乗用車もトラックも変わらず、フロントであればヘッドライトやスモールランプと呼ぶことも多い、車幅灯、さらにフォグランブも付いている。以前はさらにルーフの先端にランプが付いているのを覚えている方も多いのではないだろうか。3つの緑色のランプからなっていて、これらは照らすのではなく、現在出している速度を表すインジケータの役割を担っていた。停車時はすべて消えていて、40km/h以下でひとつ、40km/h超でふたつ、60km/h超で3つが点灯というのは当然のことながら、法律で定められていた。
目的としては、外部から見た場合でもすぐに速度がわかるようにというものだったが、そもそも一般の人は意味がわからないし、輸入車では付いていないだけに後付け問題も出たことから、1999年に廃止され、代わりにリミッターが導入されることとなった。