この記事をまとめると
■いま軽バンの人気が高まっており、ドレスアップも流行している
■タイヤ・ホイールを交換する際、商用車には乗用車とは異なるルールが存在する
■それぞれの規定について詳しく解説する
商用車は高い耐荷重が求められるため専用タイヤが存在する
ホンダのNシリーズ初の商用車(軽貨物)、N-VANがヒットしたこともあり、軽ワンボックスタイプの商用車、いわゆる軽バンの人気が高まっている。
N-VANのほかに、ダイハツ・ハイゼットカーゴ(OEMでスバル・サンバー)や、スズキ・エブリイ(OEMで、日産NV100クリッパー、マツダ・スクラムバン、三菱ミニキャブバン)などがあり、こうした軽バンや軽トラをドレスアップしている人も見かけるようになってきた。
しかし、こうした商用車でタイヤ・ホイールを交換するときは注意が必要。商用車には乗用車と違うルールがあるからだ。
まずタイヤから見ていこう。
軽自動車の商用車=軽貨物の標準的なタイヤサイズは、
145R12 6PR LT
もしくは
145/80R12 80/78N LT
この「LT」は「ライトトラック」という意味で、小型トラック用タイヤであることを表している。
荷物をたくさん載せられる商用車は、タイヤにも高い耐荷重が求められているので、この「LTタイヤ」を装着するのが前提だ。
かつては、この「LTタイヤ」以外を履くと、軽貨物は保安基準違反になってしまったが、現在は法改正により、乗用車用のタイヤの装着も合法となった。