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いま急増中の「車内仕事」! より快適な「オフィス環境」を実現できる国産車トップ5 (2/2ページ)

いま急増中の「車内仕事」! より快適な「オフィス環境」を実現できる国産車トップ5

アルファード&ヴェルファイアの後席は仕事しやすい環境が整う

 ここ最近、コロナ禍の影響で、ステイホーム、リモートワークという新しい生活、仕事の様式が注目、というか余儀なくされている。自宅に仕事部屋があれば問題ないのだが、そうもいかず、マイカーの車内を利用している人も少なくないはずで、さらに今後、移動中にパソコンを開き、仕事をする機会も増えていきそうな世の中だ。

 そこで、車内をオフィス化しやすい一般市販のクルマを紹介したい(カスタマイズカーやキャンピングカーを除く)。

 まず、要件としては車内で仕事がしやすい、つまり、パソコンやタブレットを使いやすい環境としては後席であり、そこにゆったりとした空間があることが第一だ。後席にリクライニング機能が付いていけば、仕事に疲れたとき、リクライニングを倒し、リラックスすることができる。

 もちろん、パソコンを置ける台があれば、車内でのデスクワークのしやすさが格段に向上するのは間違いないところだろう(膝の上に置くことが慣れていれば、あるいはタレット派なら不要かも知れないが……)。

 そのうえで、車内をオフィス化しやすい装備として、USBコンセント、カップホルダー、読書灯、そして、後席の空調環境をよりよいものにしてくれる後席エアコン吹き出し口、後席で仕事をしていて、外からの干渉が気になりにくくなる後席サイドウインドーのロールサンシェード、さらにはHV、PHVなどで利用できるAC100V/1500W電源があれば、なお便利になり、理想に近い車内のオフィス化が実現するはずである。

 また、車内をオフィス化する際に座るシートのデスクチェア的に着座位置も、やってみると分かる重要なポイントとなる。できれば、専門用語でヒール段差と呼ばれる、フロアからシート座面前端までの高さが十分にあり、椅子感覚で座れるシートのほうが、正しい姿勢でデスクワークを行え、疲れにくいのである。ちなみに、真冬、寒がりの人が後席で仕事をする際に嬉しいのが後席シートヒーターだが、前席ならともかく、車内のオフィス化にふさわしい車種の後席装着車はごく限られることも覚えておいて欲しい。

 では、上記の車内のオフィス化に必要な要件、項目の多くを備えているクルマと言えば、想像どおり!? トヨタ・アルファード、ヴェルファイアのHVエグゼクティブラウンジグレードである。2列目セパレートシートのファーストクラス的な豪華さ、立派さもさることながら、リクライニング機構、パワーオットマン、絶妙な位置にあるUSBコンセント、スマホポケット、ファイルフォルダー、カップホルダー、読書灯、ロールサンシェード、12.3インチリヤエンターテイメントシステム、飲み物を収納できるコンソールリヤエンドボックスのほか、なんと真夏でもシートの熱さとは無縁になるシートベンチレーションなども装備。

 そして決定的なのが、シートバックテーブルよりずっとオフィス化に適した高さにある大型アームレストに付く、サイドスライドタイプの格納式テーブルだ。シートバックテーブルもないよりはあったほうが便利だが、パソコンを置いて作業するには、やや高い位置にあることが多く、また、シートスライドを前に出さないと、タイピングにちょうどいい位置になりにくいのである。

 その点、アルファード、ヴェルファイアのエグゼクティブラウンジ2列目席専用の格納式テーブルは、まさに高級感あふれるデスクテーブルにぴったりの仕様、レイアウトなのである。後席エアコンと快適温熱シート+シートベンチレーションによって、冬でも暖かく、夏は涼しく、リラックスし、エンタテイメントシステムを利用しながら、効率的に仕事ができるというわけだ。

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