この記事をまとめると
■信号機の配列は安全のうえでもっとも重要な赤色を視認性の良い位置に配置している
■雪が降る地域では縦に青・黄・赤が並んだ信号機がある
■LEDの信号機は電球タイプの信号機に比べて発熱量が少なく付着した雪が溶けない
信号機に雪が積もりにくくするために縦型を採用しているところも
自動車用の信号なんて物心ついたときから、左から青色・黄色・赤色と横並びの横型レイアウト。なんの疑問もなくそう認識してきた人も多いのではないだろうか?(信号機の配列は道路交通法施行令第3条に定められていて、安全のうえでもっとも重要な赤色をもっとも視認性の良い位置に配置されている)
ところが、同じ日本国内でも、上から赤色・黄色・青色の順に縦に並んだ縦型信号が多く設置されている地域がある。
それは雪が多く降る地方。
信号機にはレンズの部分を覆うようにカバー(庇)がついているが、このカバーに雪が積もって、信号の視認性が低下する恐れがあるので、信号機に雪が積もりにくい縦型の信号を設置しているところが少なくない。
雪は視認性に影響するだけでなく、積もった雪の重さで、信号機が壊れたり、支柱が曲がったりする可能性もあるので、前投影面積ならぬ上面の面積を減らすこともけっこう重要。