オプションで静電気除去グッズが用意されていることもある
乾燥した冬の時期、クルマに乗り降りするたびに、バチッと静電気が発生し、不快になることも少なくない。ガソリンスタンドの給油機にあるような静電気除去パッドがあれば、静電気で嫌な思いをすることもないのに、なぜそういう装備がつかないのだろう???
あまり知られていないかもしれないが、じつは自動車メーカーでもオプションで静電気除去グッズは用意している。たとえばホンダアクセスの静電気除去プレート(2750円/1個)。
運転席や助手席のドアパネルラッチ下部に貼り付けて、降車時に触れば、静電気のパチパチが気にならなくなるというシロモノ。
日産ではPITWORKブランドで、 静電気除去スプレー(2000円前後)を販売。スプレー式なので、シート及びフロアーに噴射すると、降車時に発生する不快な静電気ショックをなくすことができる。
これらはいずれも降車時の静電気対策グッズになるが、乗車時には静電気除去ブレスレットや静電気除去キーホルダーなどのアイテムが、自動車用品店やネットで探せばすぐ手に入る。
また、わざわざそうしたアイテムを用意しなくても、乗車前に、鍵でドアノブに触れて放電させたり、素手で地面を触って放電させたり、手を塗らしたりハンドクリームで潤いを与えておけば、静電気のバチッとしたショックは回避できる(静電気の発生しやすい、毛皮、ウール、ナイロンなどの衣類を避けるのもポイント)。
静電気のショックが嫌だという人は、すでにこれらを実践していることだろうが、上掲の静電気除去グッズが大ヒットしているという話も聞かないので、大半のユーザーは少々不快に思っても、コストをかけるだけの必要性を感じてはいないのだろう。
メーカーサイドも、静電気は冬期限定の問題で、静電気の発生率や忌避の度合いも個人差があり、商品性アップの効果が薄いと判断しているようなので、静電気除去グッズが標準化することは当面ないと思っていい……。
N-BOXの静電気除去プレート商品紹介ページ
https://www.honda.co.jp/ACCESS/nbox/security_support/seidenkijyokyoplate/