ニュルで4ドアセダン最速の7分32秒を叩き出したモデルも!
2)メルセデスAMG S63
すでに現地では新型が発表されているメルセデスベンツ Sクラスではあるが、日本への導入時期はまだ明らかにされていないため、6代目モデルが現行モデルということになる。
そんな6代目Sクラスの現行ラインアップのなかで最強のスペックを誇るのが、かの有名なAMGが手掛けるS63である。4リッターのV8エンジンにツインターボをプラスした心臓部は最大出力612馬力、そして900N・mという凄まじいトルクを2750~4500回転で発生し続ける超ド級のスペックとなっているのである。
なお、SクラスをベースとしたマイバッハS650ではツインターボのV12型エンジンが搭載されており、こちらは630馬力、1000N・mというパワー&トルクを後輪2輪で受け止める凄まじいもの。当然ながら電子制御で破綻することはまずないが、すべてのパワーを解放できたらと思うと恐ろしさすら感じてしまう。
3)アルファロメオ・ジュリア クアドリフォリオ
2016年に復活した往年の名前を冠するジュリアは、ポジション的には159の後継車種となる4ドアセダンに生まれ変わった。ベーシックなモデルは200馬力の直列4気筒の2リッターエンジンを搭載するスポーティセダンである。
しかし、伝統的なクアドリフォリオ(四つ葉のクローバーの意)の名前を冠するモデルには510馬力というベースモデルの2.5倍以上の出力を誇る2.9リッターV6ツインターボエンジンを搭載。ボディにもカーボンボンネットやカーボンルーフパネルを採用することで軽量化も実現し、ニュルブルクリンク北コースでは当時の4ドアセダン最速の7分32秒をマークする実力をあわせもつスーパーセダンとなっている。