黒を巧みに使い分けたエクステリアなどにも注目
グループPSAジャパンは、DSオートモビルのコンパクトラグジュアリーSUV「DS3クロスバック」に、同車のラインアップのなかで最高出力となる155馬力のエンジンを搭載したスポーティな特別仕様車「パフォーマンスライン」を設定し発売した。車両本体価格(税込み)は、436万円。
今回の特別仕様車は、パフォーマンスラインの名にふさわしい、155馬力/240N・mを誇る高性能バージョンのエンジンを搭載。従来モデルより25馬力/10N・mアップしており、エンジンマッピングの変更だけではなくターボやインジェクター、排気バルブやコネクティングロッドのベアリングなどを専用設計としている。このエンジンはグループPSAのコンパクトプラットフォームCMP搭載のエンジンとして、もっともハイパワーとなる。
内外装もスポーティさを追求している。2019年と2020年の2年連続でEVレース「フォーミュラE」の2年連続ダブルタイトルを獲得したDS TECHEETAH Formula E Team由来のエッセンスを注ぎ込んでいる。フロントグリルのDSウイングのクロームをマットブラックに、リヤガーニッシュはブリリアントブラック仕上げとした。さらに、オニキスブラックの18インチ“MONZA”ホイールを装備し、異なる質感の黒を組み合わせることで、エレガンスさもプラスしている。
そのほか、左右対称のエキゾーストエンド、ダッシュボード、ドアトリム、シートサイドにはアルカンタラを用いたことでレーシーな雰囲気に。また、ステアリングやダッシュボード、ドアトリムなどに施されるステッチは、パフォーマンスラインのイメージカラーであるカルマン(カーマインレッド)とゴールドに統一して特別感を演出している。
先進運転支援システムは、DS3クロスバック・グランシックに準拠。ボディカラーはダーク系のグリ プラチナム/ノアールペルラネラ、ホワイトのブラン パールナクレ/ノアールペルラネラの2色を用意する。