現行モデルでありながら割安で購入できるモデルも存在!
2)ホンダ・レジェンド(現行)
ホンダのフラッグシップセダンでありながら、イマイチ存在感の薄いレジェンドであるが、その中身はフラッグシップに恥じない凝ったものとなっている。
なかでもパワートレインに採用されている3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」は、2代目NSXに搭載されているものと基本は同一のものであり、2トンクラスとは思えないハンドリングの良さと、ハイブリッドならではの低燃費を両立したスーパーセダンに仕上がっているのである。
余談ではあるが、レベル3の自動運転を搭載した初の日本車となるのもこの現行レジェンドになる予定であり、そういった面でも現在進行形のハイエンドモデルといえるかもしれない。
しかし、中古車市場ではその点がそこまで評価されておらず、総額200万円以下で購入できるものも少なくない状態。もちろん性能は折り紙付きなので、非常によい買い物といえるのではないだろうか?
3)フォルクスワーゲン・トゥアレグ W12
フォルクスワーゲンのラインアップのなかではもっとも大きいSUV(当時)として2002年に登場したトゥアレグは、グループ傘下のポルシェ カイエンとプラットフォームを共有することでも知られている。ただし、当初は自然給気のV6とV8エンジンのみのラインアップとなっており、カイエンのようにターボエンジンを搭載したホットなモデルは存在していなかった。
しかし、2005年に世界限定500台(日本向けは100台)でW12型エンジンを搭載した「W12 SPORT」をリリース。排気量6リッター、450馬力を発生させるこのエンジンは、従来のV6エンジンをふたつ組み合わせることで生み出されたものであり、当時の新車価格は1000万円オーバーとなっていた。
そんなW12エンジンを搭載したトゥアレグも、現在では安いものでは100万円台後半~200万円台の個体が存在しているのだ。さすがに限定車ということもあって台数は少ないが、市販車としてはかなりレアな部類のW12エンジン搭載車がこの価格で買えるのは魅力的だ。