時間や道の状況を変えてあらゆる場面に対応できるようにしておく
4)運転に適した時間帯に練習をおこなう
4つ目は、運転に適した時間帯におこなうこと。夜ではなく、晴れた早朝から日没までの間にしましょう。オススメは、休日の朝日が昇った直後の早朝です。この時間帯は比較的どの道も平日より交通量が少なく、人出も少ないので練習しやすいのではないでしょうか。暗いほどの曇りの日や雨の日は、ある程度練習が進んで慣れてきてからにしましょう。
5)車庫入れの練習は徹底的におこなう
5つ目は、駐車場に入れる車庫入れの練習は徹底的におこなうことです。クルマで出かけたら、絶対にどこか目的地の駐車場に停める必要があり、帰って来れば自宅の駐車場に停めなければなりません。なので、道路での運転ができたとしても、車庫入れができないと完璧とはいえないですよね。
まずは自宅の駐車場にしっかり停められるように練習し、次に人とクルマが少ないだだっ広い駐車場で車庫入れの練習をしましょう。そのときに、入れたい駐車枠に対して、最初にクルマをどの角度で停めればいいのか、どういうラインでバックしていくイメージか、ハンドルはどっちにどれくらい回して、どこでまっすぐにするのか。このポイントを確認しながら練習するといいでしょう。
6)慣れてきたら路線バスの後ろについて走る
6つ目は、ある程度運転に慣れてきたら、繁華街など少し人とクルマが多い場所の練習をしたい場合にオススメの方法として、路線バスの後ろについて走るという方法があります。混雑した道路で運転に慣れない人がいちばん心配なのは、路上駐車がいて車線変更をしなければいけないときに、サッとできなくてモタモタしてしまってプーッと後ろからクラクションを鳴らされるなど、周囲のクルマに急かされて、落ち着いて自分のペースで運転ができなくなることです。だんだん焦って、パニックになってしまって、「やっぱり私にはムリだ」と自信をなくしてしまうかもしれません。
でも、路線バスの後ろを走っていると、流れが速い幹線道路でも制限速度内でゆっくり走れます。もし車線変更が素早くできなくても、周囲の人は「バスが前にいるからだな」と同情してくれるのでクラクションを鳴らされたりしないでしょう。そして、バス停のたびに停車するので、それに合わせて小休止して、気持ちを整えることができます。もちろん、なにがなんでもバスについていくというのではなく、迷惑にならない程度に周囲の状況をみながら練習してくださいね。
というわけで、ペーパードライバーから自力で脱出する方法をご紹介しました。運転は1日で慣れるものではなく、毎日コツコツと練習することが大事です。もし急いでいるならば、やはりプロに教えてもらうのが一番。自分のクルマで教習してもらえる出張型のペーパードライバー講習もあり、講習時間も2〜3時間程度から、1日みっちりと基礎をひと通り習得できるものまでありますので、時間と予算に合わせて選ぶといいですね。まずは、「やってみよう」「絶対に運転できるようになるぞ」という気持ちが大切。1つ1つ丁寧に、確認しながら頑張りましょう。