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無理して「高い」の買う必要なし! 下位グレードでも「大満足」できるクルマ8台 (2/2ページ)

無理して「高い」の買う必要なし! 下位グレードでも「大満足」できるクルマ8台

市場の動向の迷わされず「必要」なグレードを買うのが吉

 クルマを購入する際はクルマ自体に加え、グレード選びも難しい。一番大切なのは自分にあったものを選ぶことなのだが、実際には販売比率などのイメージに惑わされてしまうケースも少なくなく、ここでは「ベーシックグレードでも満足できるモデル」を挙げていく。

1)トヨタ・アルファード&ヴェルファイアX
(2.5LガソリンのFF車で352万円)

 アルファード&ヴェルファイアを購入する際にはエアロ系やゴージャスなG系を選びたくなるのもよく分かる。しかし、アルファード&ヴェルファイアは「現代のクラウン」的な存在になっているだけに、ベーシックなXグレードでも、エアロパーツや16インチとなるアルミホイール以外はよく見ないとエアロ系やG系との違いが分からないくらい豪華な装備内容となっている。

※写真はXのハイブリッド

 また、Xの2列目シートは3人掛けのベンチシート(そのため乗車定員は8人)となり、この点はアルファード&ヴェルファイアのグレード選びにおいて大きな別れ道となるが、独立したキャプテンシートより3人掛けベンチシートにメリットを感じる人もいるだろう。

2)トヨタ・ハリアーS
(2LガソリンのFF車で299万円)

 アルファード&ヴェルファイアが「現代のクラウン」なら、ハリアーは「現代のマークII三兄弟」的な存在だ。ハリアーも17インチとなるアルミホイールとヘッドライトの内部(それでも光源はLED)くらいしか上級のG、最上級のZとの違いがよく見ないと分からないくらいベーシックなSグレードでも豪華な装備内容となっており、マークII三兄弟の全盛期で例えればマークIIの量販グレードだったグランデのようである。

 Sグレードを選ぶと決めたら、前後のドライブレコーダー機能付のルームミラーや斜め後方を監視するブラインドスポットモニターといった、欲しいオプションを加えていくといいだろう。

3)トヨタ86 G
(MTで267万1900円)

 86&BRZ兄弟においてBRZは生産終了となったが、86の販売は継続中だ。86を選ぶ際にはスマートキーやオートエアコンなど付く、GT系が欲しくなるのはよく分かる。しかし、GT系の価格は300万円を超え、2021年内に次期86が登場するであろうことも頭に置くと、価格を優先してベーシックなGグレードを選ぶのもアリだ。

 Gグレードでも装備内容に大きな問題はなく、メーカーオプションで革巻きステアリングを選べば満足できるだろう。また、MTにメーカーオプションで設定される16インチスチールホイールを選ぶと、フロアサイレンサー(カーペットの下にある吸音材)も省かれ、標準状態のGグレードに対しブレーキのグレードアップも可能かつ価格も安くなり、マニアックに乗るにはより面白い。

4)トヨタ・スープラSZ
(499万5000円)

 スープラのベーシックグレードとなるSZは、エンジンもベーシックな2リッター4気筒ターボ(最高出力197馬力/最大トルク32.7kg-m)を搭載する。

 しかし、サーキットに行かない限り動力性能はSZで十分なのに加え、むしろ公道では17インチとなるタイヤなどにより全体的に穏やかな性格となるため上級のSZ-Rや最上級のRZより好ましい面もある。唯一の難点はSZだとボディカラーがホワイト、ブラック、レッドの3色しかないことくらいだ。

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