ほとんど絶滅状態にある装備も数多く存在する
5)油圧計
ロードスターでは伝統に装備されているが、それ以外ではデジタルも含めて絶滅しつつあるのが油圧計。エンジン内部を潤滑しているオイルの圧送圧力を表示するもので、ブローしたり、オーバーホール時期を迎えなければ問題は起こらないものの、エンジン回転に合わせて上下するのはスポーティな雰囲気十分だ。
6)アナログメーター
まだ残っているとはいえ、デジタル化が進んで、徐々になくなっているのはたしか。さらにいえばアナログでも、昔ながらの左にタコメーター、右にスピードメーターが大きく並ぶというのは減ってきた。トヨタ・スープラはこれだが、あえてシンプルにこだわりましたといって採用されているのは心中複雑だ。
7)水温計
これはおなじみの消えゆく装備だろう。冷えているときに警告灯が光っているだけで、暖まれば消えておしまい。オーバーヒート時は警告灯が点くからいいだろうという考え方なのだろう。たしかに、純正の場合、動きは緩慢で、針は同じ場所を指しているだけなので意味がないといえば意味はない。
8)1DINのオーディオ
ドイツのレンガのサイズに由来する規格が1DIN。軽の実用グレードを中心にまだ残っているが、普通車ではほぼ絶滅で、規格ではなく専用設計の場合も多い。機能も多彩で、ラジオが聞けるだけというのもこれまた絶滅寸前だ。