クルマの「電気」を使うことが多いいまだからこそ利点は多い!
ただ、電装品を使うのは冬だけとは限らない。ナビやオーディオはもちろんだが、最近ではスマホやタブレットの充電などを車内でする機会も多くなっているので、ここが強化されているのは安心感が高い。
快適性の面ではシートヒーターやリヤヒーターダクト、ワイパーデアイサーなどが代表的なものだが、こちらも雪が降るほどでないものの、寒い時期になればあるに越したことはない装備だろう。
ハイブリッド車などエンジンが始動する機会の少ない車両に関しては、電気の力を使うPTCヒーターがプラスされることもあり、快適性はもちろん冬の燃費の面でもプラスに作用するのだ。
このように、寒冷地仕様に関しては年間の平均温度が20度を下まわらないような地域ならいざしらず、四季を感じられる日本でクルマに乗るのであれば、付けていてもほぼデメリットは皆無といえる。
実際、スバルやマツダのように全車が寒冷地に対応した装備となっており、寒冷地仕様のオプションが存在しないメーカーもあるほどなのである。