国連で世界的な17の目標が採択された
17色の円形のマークをみかけることが多くなっている。これは、2015年に国連持続可能な開発サミットによって採択された「持続可能な開発目標」を示すもので、その英語表記である“Sustainable Development Goals”を短縮して「SDGs」と呼ばれている。
環境問題、貧困問題、不平等問題……世界中にあるさまざまな課題から、われわれ人間が持続可能であるために解決すべき17の目標が掲げられている。それが17色の円形マークに込められた意味である。若干抽象的な表現となっているが、その目標・指標を順番に並べてみよう。
■SDGグローバル指標
貧困をなくそう
飢餓をゼロに
すべての人に健康と福祉を
質の高い教育をみんなに
ジェンダー平等を実現しよう
安全な水とトイレを世界中に
エネルギーをみんなにそしてクリーンに
働きがいも経済成長も
産業と技術革新の基盤をつくろう
人や国の不平等をなくそう
住み続けられるまちづくりを
つくる責任つかう責任
気候変動に具体的な対策を
海の豊かさを守ろう
陸の豊かさも守ろう
平和と公正をすべての人に
パートナーシップで目標を達成しよう
このなかで、自動車産業にとって直接的な関わりが大きいと考えられるのは、『すべての人に健康と福祉を』、『エネルギーをみんなにそしてクリーンに』、『働きがいも経済成長も』、『産業と技術革新の基盤をつくろう』、『住み続けられるまちづくりを』、『つくる責任つかう責任』、『気候変動に具体的な対策を』、『陸の豊かさも守ろう』といったあたりだろうか。