知られざる「首都高」の「謎スポット」! 「八重洲乗客降り口」に行ってみた (2/2ページ)

後戻りできないトビラが待っている!

 都心環状線の池袋・新宿方面からは、東京駅八重洲パーキングの東駐車場に、渋谷・羽田方面からは西駐車場に向かって本線から分岐すると、駐車場のゲートの手前に「駐車場」と「八重洲乗客降り口」の方向を示す矢印の看板が出てくる。

 この看板にしたがって進むと、車2台分程度のスペースちょっと狭い車寄せがあるので、ここで人を降ろせるという仕組み。

 人を降ろしたクルマは、そのまま直進すると再び八重洲線に合流。追加料金などは一切不要だ。

 一方、降車した人は看板にしたがって、八重洲地下街・東京駅方面出口に歩いて行く。暗くて殺風景で人気がなく、おまけに出口の扉には「一度出たら戻れません」という注意書きがあるので、ちょっと不安になるかもしれないが、その扉を開けて階段を上ると八重洲の地下街にひょっこりと出られるのでご安心を。

 前記の通り、上下線どちらからでも利用できて、24時間利用可能!

 ただし、地下街につながる出口のドアは、午前0時30分から午前4時00分まで閉鎖され、閉鎖中は別途、八重洲駐車場に繋がるドアから出るカタチになる。

 乗車はできないスペースなので、お迎えには使えないが、降車オンリーでも覚えておくとけっこう使える、首都高の隠し扉のような施設だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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