ホンダの屋台骨を支えたモデルは今でも現役だ
よくいえば伝統より革新、どちらかというと新しいもの好きなイメージがあるホンダには、スカイラインやクラウンのように、50年以上同じ車名で作られているクルマはなく、どちらかというと短命に終わる車種が多い。
そんなホンダ車のなかでも、息の長いモデルをいくつかピックアップしてみよう。
1)シビック 1972年~
ホンダを代表する一台であるシビックの初代は、1972年に登場。アメリカの厳しい排ガス規制=マスキー法をクリアした最初の一台として、世界中で大ヒット。以後、ホンダの屋台骨を支えてきたモデルだ。
現行車は、2015年に登場した10代目だが、先代=9代目のFBシビックは、国内で販売されることはなかった。さらにその現行車も2020年8月には、販売不振でセダンが販売終了に……。
ちなみに車名は、英語で「市民の(住民の)」のCIVICから命名。
2)アコード 1976年~
アコードは、シビックの上位車種という位置づけで、ホンダのミドルクラスとして1976年に登場。
現行モデルは、2017年にデビューした10代目のCV3型。
アコードは、ビガーやアスコットなどの姉妹車や、クーペ、ワゴン、インスパイア、エアロデッキ、ユーロRなど、派生車が多かったのも特徴。
車名のアコード(Accord)は、英語で「調和」・「一致」・「和解」という意味。「自動車の理想の姿を、人とクルマのなかの調和に求める」という思想からネーミング。