ランドローバー・ディフェンダーに最高点を入れた
今年度(2020〜21)も日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)が選出された。本賞に輝いたのは株式会社SUBARUの「レヴォーグ」。関係者の皆様には大きな賛辞を送りたいと思う。また輸入車でもっとも高い得点を得たモデルに贈られる「インポートカー・オブ・ザ・イヤー」には「プジョー208/e-208」が選出されている。
また部門賞として「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」にマツダMX-30が選ばれ、「テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」にはアウディe-tronスポーツバックが、「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」はBMW アルピナB3が授賞。K CARオブ・ザ・イヤーには日産ルークス/三菱ekクロススペース/ekスペースがそれぞれ授賞している。
僕も選考委員の一人として配点したが、自分の考えをここで少し紹介しておきたい。
COTYは10月31日までに日本国内で発表された、あらゆる乗用車が対象になる。今年は国産車/輸入車合わせて全33台がノミネートされ、11月4日に「10ベストカー(レヴォーグ、ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス、キックス、フィット、MX-30、e-tronスポーツバック、2シリーズグランクーペ、アルピナB3、ディフェンダー、208/e-208)」が1次選考として選出されている。じつは僕はトヨタ自動車の「ハリアー」やホンダ「アコード」、ボルボ「S60」も高く評価して選出していたのだが、残念なことに彼らは10ベストに残れなかった。
またCOTYは60名の選考委員が、それぞれ持ち点の25点を5台(もっとも高く評価する1台に10点を配点し、残り15点を4台)に配点するという規則になっている。そこで僕は最高点となる10点をランドローバー社の「ディフェンダー」に与えた。配点理由はCOTYのホームページ(http://www.jcoty.org/result/points/)に記載されている通りだ。昨年度のジープ・ラングラーと似た形での配点内容となったが、ジープ・ラングラーとは異なるテイストとコストパフォーマンスの高さを大きく評価したのだ。
一方で本賞に輝いたレヴォーグには1点も配点していない。