乗りやすいドイツ車的なアメ車セダンもあり!
2)キャデラックCT6
そこまでアメ車に興味のない人からしてみると、キャデラックのイメージは古き良きアメリカ車という感じで、大排気量のエンジンでフワフワなサスペンションを持ったおおらかなクルマというものかもしれない。
しかし、最近のキャデラックの車両はデザインこそアメ車らしいアクの強いものなのは相変わらずだが、走らせてみると、どこかドイツ車的な骨太な感覚を覚えるモデルへと変貌を遂げているのである。
そんなキャデラックのフラッグシップモデルとなるのがCT6だ。ボディサイズはレクサスLSにほど近いものだが、日本向け仕様に搭載されるエンジンは3.6リッターV6のNAエンジンであり、アメ車=デカいボディとデカいエンジンというのはもう昔のことなのだ。
またCT6には世界初の自律航法マップマッチング対応クラウドストリーミングナビが搭載され、ゼンリン市街図とオンラインVICSを常にストリーミングすることで快適な次世代案内システムを実現している。もはやアメ車はおおざっぱというのは都市伝説レベルなのである。
3)アルファロメオ・ジュリア
偉大なる初代モデルの印象が強すぎるのか、実力ほど評価されていない印象のある2代目ジュリア。4ドアセダンのみのラインアップという点も初代と異なるところだが、そもそも初代の初期型はベルリーナ(セダン)しか存在しておらず、セダンボディのスポーツグレードというのは由緒正しいものなのだ。
そんな2代目ジュリアのエントリーモデルとなる2リッターターボエンジンを搭載した2.0ターボスプリントは460万円と、このクラスのスポーツセダンとしては比較的安価な価格設定となっている。
また、2.2リッターディーゼルターボを搭載したモデルや、280馬力を発生するハイパワーな2リッターターボエンジンを搭載したモデル、そして2.9リッターV6ツインターボエンジンから510馬力を絞り出す2.9 V6 ビターボ クアドリフォリオまで、幅広いユーザーに合わせたチョイスが可能となっているのである。