六連星「すばる」がもっともよく見えるのは1月
冬になり、大気の水分が少なくなると空気が澄んで天体観察がしやすくなる。SUBARUが古くから自社ブランドのマークとして使っている六連星は、冬の星座として知られる牡牛座の、肩のあたりに位置するプレアデス星団をイメージしたものだ。
今の株式会社SUBARUの「すばる」は、プレアデス星団の六連星「すばる」から命名されている。
前身の旧中島飛行機が戦後に改称した富士産業が解体され、再び合併して旧富士重工業になったことから、バラバラなものがひとつにまとまるという意味の「統べる」が語源であるプレアデス星団の六連星「すばる」を名乗った。1954年に登場した乗用車の試作車「P-1」からクルマの製品名として「すばる」が使われるようになっている。
プレアデス星団の六連星「昴」は慣れれば目視でも確認できるが、もっともよく見えるのは1月。SUBARU車のオーナーさんは、この年末年始は街明かりのない山奥までひっそりと愛車を走らせ、夜空を見上げてリアルな六連星を鑑賞してみてはいかがだろうか。
リアル六連星を鑑賞していると、視力の良い人なら、プレアデス星団には6個以上の星が集まっていることに気がつくかも知れない。プレアデス星団は実際には数十個の星の集まりであり、地球から人間の肉眼で確認できるだけでも7つ以上ある。