もう道は「間違えない」! 三菱電気のナビゲーションの「革新的すぎる」新技術とは (2/2ページ)

三菱のナビは自ら学習することで賢さを増す!

 たとえば、最近搭載され始めているAR(Augmented Reality/拡張現実)によるナビゲーションで体験すると、リアルな情報が表示されるだけにわずかな違いも違和感として伝わって余計な情報として感じることもある。要はこの案内がかえってドライバーが解析・判断することが増えてしまうことになりはしないかという懸念だ。

 ただ、この技術ではエンドツーエンド深層学習を採用しており、画像データ、マイクで収集した音、Li-DARやレーダーで取得した位置情報など、マルチモーダルな入出力のサンプルだけで学習できるようになっているという。センサーが取得した情報を積み上げ、経験を重ねることでどんどん賢くなっていくというわけだ。

 三菱電機ではこの技術をカーナビゲーションだけでなく、人からの音声で動作するFA機器や、遠隔地の監督者と口頭での意思疎通ができるロボット、家族が同居しているかのような生活管理や緊急対応のできる見守りサービスなどにも活用していく考え。昨今のソーシャルディタンスに対しても状況を判断して指示を与えられるという。

 カーナビゲーションに限らず、人が判断すべき内容をロボットが代行することで、見落としや注意喚起、さらには管理システムの効率化につながる技術として注目したい。


出典元:三菱電機


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