趣味を始めてからそれに合うクルマ選びという選択肢もある
3)ダイハツ・ウェイク
続いて、エコブームや地産地消ブームでますます人気の家庭菜園や週末農業。これにぴったりなのは、スーパーハイトワゴンのなかでもとくに高い天井を持つ、ダイハツ・ウェイクです。その大きな理由はなんといっても、高さを生かして3段の棚のように使えるラゲッジ。通常でも、デッキボードの裏に折りたたまれている脚を立てると、上下2段の棚のように使えて便利なんですが、オプションでラゲッジボードセット(テーブル用脚付き)をつけると、3段に荷物が分けて積めて、畑に植えるための苗箱などを効率よく運べるはず。もちろん、収穫した野菜などもたくさん運べそうですね。
ラゲッジボードはテーブルとしても使えるので、作業の合間にちょっと休憩するときにも便利。シートはすべて撥水加工で、フロアは防水仕様。泥で汚れた靴などを置いても、掃除がラクなところがいいですよね。
4)スズキ・ジムニー
次に、幅広い世代に人気の趣味、釣りにぴったりの相棒といえば、最強なのはスズキ・ジムニーでしょう。軽自動車といえども世界に誇れる本格クロカンSUVですから、他人と被らない釣り場を求めてどんな道でも分入っていける実力があります。それこそ、川岸の向こう側までだって、ある程度の水深ならジムニーは渡れちゃいますからね。最低地上高205mm確保、アプローチアングル41度、デパーチャーアングル51度と、岩場さえ乗り越えて行く頼もしさです。
ラゲッジスペースも、フロアは高いですが釣り道具も十分に積めます。後席と助手席を倒せば釣竿もOK。後席の背もたれ背面とラゲッジのフロアは防汚仕様で、荷物の出し入れもスムーズです。また、夜のうちに出かけて早朝まで仮眠、というときにもフルフラットのベッドのようにシートアレンジできるので、オススメです。
5)ダイハツ・タフト
さて最後は、近ごろ「○○流星群」なんて言葉をよく聞くようになり、じわじわと人気の趣味となっている天体観測。この相棒にはもう、天井が大きなパノラマガラスの「スカイフィールトップ」になっている、ダイハツ・タフトしかありません。これなら、極寒の地でも車内から星を見ることだって可能なんです。後席の足もとのフロアが広いので、小さめの望遠鏡なら三脚を立てることもできるし、シートをフラットにすればリビングのような空間で休憩もできちゃいます。
星が綺麗に見える場所を求めて、ときには荒れた山道を走ることもあるかもしれませんが、タフトは走破性もバッチリ。子供の夏休みの自由研究として選んで、すっかりハマってしまったというファミリーも、コロナ禍でお店の閉店時間が早まり、都心でも星が綺麗に見えるようになって興味を持ち始めた、という人たちも、タフトがあれば満点の星空にもっともっと近づけます。
というわけで、ここに挙げた5台はどれも、私たちの好奇心を受け止め、やりたいことを後押ししてくれるクルマたち。趣味を始めてからそれに合うクルマ選びをしたり、そのクルマを選んだら自然と趣味が広がったり、クルマを趣味の相棒にするという選択は、クルマを所有する価値観のひとつとして、とても素敵だなと思います。ぜひ、好きなクルマと一緒に豊かな人生を楽しみましょう。