ほぼ全員が付けるのにナゼ? クルマの「フロアマット」が「標準装備されない」理由をディーラーマンに直撃! (1/2ページ)

値引き交渉の材料としても重宝している

 世のなかのほとんどのクルマに装着されているフロアマット。これだけ装着率が高いのなら、標準装備にすればいいのに、なぜか長年ディーラーオプションで、新車購入時には営業マンからドアバイザーとナンバープレートフレームとセットで購入をすすめられることが多い……。

 ドアバイザーやナンバープレートフレームは、サクッと断ればOKだが、フロアマットをオーダーしない人は少数派だ。そう考えると標準化してもいいと思うが、なぜオプション扱いなのか。以前、日産のディーラーマンにそのことを聞いてみると、次のように教えてくれた。

「フロアマットが標準化されないのは、車両価格に影響するからでしょう。フロアマットの価格はスタンダードタイプで1台分で2~4万円。高級車のものなどは10万円近くするのもあります。フロアマットがなくてもクルマは走りますし、性能には影響がありません。しかも外から見えない部分ですし、それを本体価格に上乗せするのは得策ではありません。本体価格は安いほうが、購買意欲につながりますし、オプションのほうが値引き交渉の材料としても重宝しています」。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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